傍観者の中にある破壊衝動

薮田織也( SG )

投稿日:2015年10月05日05時49分03秒

SG on the ROAD 岩崎拓哉の工場夜景撮影セミナーで撮った2枚目です。 こちらも炎の形をはっきりと出したかったので、1/10 秒という比較的に速いシャッタースピードで撮影しています。暗くなるのは ISO 感度を上げることで補っています。   僕は炎を眺めるのが好きです。炎の中では有機化合物や僕の知らない元素などが、強い光と激しい熱を発生させながら忙しく酸化していくわけで、手にすれば僕も同じように燃えながら消滅していくこともわかってはいるのですが、遠巻きに眺めていれば炎ほど美しいものはないと感じています。きっと、戦火も月から眺めれば地球の青と相まって殊更美しく見えるのでしょう。だとすれば、人との激しい言い争いも、遠くから眺めると稚児の戯れのように見えるのでしょうか。炎を眺め、美しいと感じるのは傍観者の立場だからだと思いますが、炎を見ている自分の中にも、激しい破壊衝動があるのだと感じ、その思いをこの一枚に託してみました。   CANON EOS 5D mark III + EF70-300mm F4-5.6L IS USM forcus:300mm f/5.6 1/10 ISO:6400 WB:AWB トリミング有り

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Exif情報
メーカー : Canon
モデル : Canon EOS 5D Mark III
撮影日 : 2015/09/26 19:31:01
焦点距離 : 300mm
ISO感度 : 6400
絞り値 : f/5.6
露出時間 : 1/10 秒
露出プログラム : マニュアル
ホワイト・バランス : 自動
測光方式 : 分割測光
フラッシュ : ストロボ発光せず、強制非発光モード
撮影シーン・タイプ : 標準
レンス・モデル : EF70-300mm f/4-5.6L IS USM
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