蜜に届かない―11月のサバイバー(氷雨の後)

hanex

投稿日:2024年11月22日23時14分43秒

前の写真の4日後のこと。 氷雨の日が続き、セイタカアワダチソウの花も全て終わり、 この日も庭には蝶がいないようでした。 前の写真のヤマトシジミは力尽きたのだろうと思っていた時、 ボロボロのヤマトシジミが一匹現れました。 今の時期、我が家に来る個体数は少ないので、 前の写真と同一個体である可能性はかなり高いと思うのですが、 同一個体に見えないほどボロボロです。 雄のヤマトシジミは野生では羽化後約1週間の命である上に 「力尽きた」と思うような天候だったことを思えば、 当然の姿で、生きていただけで上々なのかもしれません。 そして、この腹の痩せ具合! 氷雨で飛べず絶食が長かったことを思わせます。   ・・・ホトトギスで吸蜜するシジミチョウは珍しいと思いましたが こういう理由なんだと納得したのは、この姿。 一生懸命身を低くして口吻を伸ばして、 蜜を吸おうとしているんですけど、 ホトトギスの蜜は、画面の最下部、花の底の黄緑色に膨らんでいる部分にあるのです。 この後さらに身を低くして花弁に貼りついていましたが、 シジミチョウの短い口吻が蜜に届いたとは思えませんでした。   しばらくトライした後、諦めて、 ランタナに移動していたので腹は満たせたと思われます。 ランタナでは翅を広げたので、翅全体の青さ分布からして 前の写真と同一個体である可能性が高い確認まではできたものの、 その青い鱗粉もほとんど剥げ落ちている有様でした。 食事の後は、以前同様に高く飛んで、伴侶を探すらしいヤマトシジミなのでしたーー;

タグ
ヤマトシジミ ホトトギス
Exif情報
メーカー : SONY
モデル : DSC-RX100M6
撮影日 : 2024/11/11 12:54:00
焦点距離 : 72mm
ISO感度 : 640
絞り値 : f/4.5
光源 : 不明
露出時間 : 1/1000 秒
露出プログラム : シャッター優先
ホワイト・バランス : 自動
測光方式 : スポット
フラッシュ : ストロボ発光せず、強制非発光モード
撮影シーン・タイプ : 標準
»