もう一匹は成長に時間がかかった

hanex

投稿日:2024年09月09日01時54分10秒

左の写真はアオスジアゲハの幼虫の通常時の姿。 葉に近い保護色です。 右の写真は色合いが違いますよね。 これは、アオスジアゲハの幼虫が、 蛹になるために彷徨を始める直前の姿なのです。 食事を断ち、腹の物を全て出してしまうことで、 どんどん透明感のある色になっていくのです。 下腹部がまだいつもの色なのは、 最後の糞がここに残っていることを意味しています。 これを全部排泄し終わって完全に「綺麗」になると、 幼虫は蛹になる場所を探して高速で歩き始めるのです。    ・・・【猛暑の中で】番外編で、 神経質な程日射しを回避して生き延びた新世代の幼虫が、 羽化して♂だったことをお知らせしましたが、 その幼虫と一緒に洗濯ネットに保護した卵から 孵化した、もう一匹の幼虫についての続報です。 (毎度マニアックな内容ですみませんーー;)     実は、こちらの幼虫は、異常に成長が遅かったのです。 気温が高ければ高いほど成長は早くなる、と言われていて、 昨年であれば15匹ぐらいの幼虫がみな、20日ほどで蛹になっていましたし、 今年、先に羽化した♂も、同じ洗濯ネットで暮らして23日で蛹になったのですが、 こちらは34日かかってやっと蛹になったのです。 この色に変わり始めるまで、随分気を揉ませられました。   先に羽化した♂と違い、何度か直射日光を浴びていたことがあって、 そのたびに日よけをしてやったのですが、 その後しばらく食欲がないようだったので、 夏バテして食えなくて成長が遅かったのかもしれません。

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アオスジアゲハ 幼虫  前蛹になる前
Exif情報
メーカー : OLYMPUS CORPORATION
モデル : TG-5
撮影日 : 2024/08/23 06:57:34
焦点距離 : 8mm
ISO感度 : 800
絞り値 : f/4.5
光源 : 不明
露出時間 : 1/50 秒
露出プログラム : creative プログラム
露光補正値 : -0.7
ホワイト・バランス : 自動
測光方式 : 分割測光
フラッシュ : ストロボ発光せず、強制非発光モード
撮影シーン・タイプ : 標準
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