ヒゲナガ君
【蜂とアブの見分け方:その4】
さて、それでは、これは蜂とアブ、どちらでしょうか?
・・・答え:ヒゲナガハナバチという蜂です(雄です)。
蜂の触角は皆似ていますが、時々普通より長い触角のものがいます。
それでも、多くの節で出来ている、蜂らしい触角であることには違いないのでした。
ここで、少しだけ、蜂とアブの生態の違いについても、まとめてみます。
様々な種類の蜂とアブの違いを、一言で纏めるのは難しいのですが、
一番大きな違いは、やはり「蜂には針があること」でしょう。
そして、元々産卵管だったこの「針」を様々に使いながら、
親が子孫を守るという方向にどんどん進化していった、というのが、
蜂の生態の一番の特徴だと私は思っています。
蜂の生態といえば、蜜蜂、アシナガバチ、スズメバチのような、高度に分業された社会を
思い描く方が多いと思います。
このような「社会的昆虫」に進化した蜂たちは、針も、
自分のファミリーを守るための毒つきの武器として使うわけです。
でも、そこまで「進化」した蜂は、一握り。
蜜蜂たちが大企業なら、多くの蜂は家内工業。
一匹一匹の親が一匹一匹の子供のために小さな巣を作っては、
巣立ちまでの餌を用意してやる、という仕組みで世代をつなげています。
一番原始的な蜂では、針はただの産卵管であって、毒も持っていません。
ただ、その場合でも、親は、見つかりにくい良い場所に、
針を使って子供を隠す努力はしていると言えるでしょう。
対するに、アブの親は、餌のある場所に卵を産む。それだけです。
アブの子供の多くは、自ら狩をして食料を確保するのです。
例えば、成虫は無害で大人しいヒメヒラタアブも、
幼虫時代は、凄腕のアブラムシ・ハンターとして狩三昧だったのです。
(次回は、ミニシリーズの最終回で一応は最高難度です。
同時に、その蜂あるいはアブの、
少し変わった生態についても、軽くご紹介したいと思っています)
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Exif情報
- メーカー: CASIO COMPUTER CO.,LTD.
- モデル: EX-ZR500
- 撮影日: 2015/05/02 15:10:29
- 焦点距離: 6mm
- ISO感度: 80
- 絞り値: f/3.9
- 光源: 不明
- 露出時間: 1/640 秒
- 露出プログラム: ノーマル
- ホワイト・バランス: 自動
- 測光方式: 分割測光
- フラッシュ: ストロボ発光せず、強制非発光モード
- 撮影シーン・タイプ: 標準










































コメント
ずんぐりむっくり?もヒゲナガ君も何とか分かりました。
触覚の長さが決め手なんですね。
(きっと分かりやすい種類を選んでいただいたのでしょうね)
そして生態的な違い。
これは大変分かりやすく、勉強になりました。
早速当方の勝手な意向を反映していただき恐縮です。
蜂の針が元は産卵管であった、ということに大変興味を覚えました。
子孫を残すという意味では産卵管も針も共通していますね。
その子孫の残し方、巣作りは当然ながら違う・・・。
同じ蜂でも大企業と家内工業、面白い例えですね。
hanexさんのシリーズもどんどん進化して、分かりやすく
昆虫博士の面目躍如、大変勉強になります。
次の作品にも生態が加味されるとのこと、
ますます興味深くなってきました。
楽しみです(^^♪
いえいえ、KUSAMAKURAさん、
私の手持ちにある蜂写真の中では、十分難しいほうなんですよー^^;
長すぎる本文も読み込んでいただけたようで、
頑張った甲斐がありました。
蜂の生態紹介シリーズは、幾つか構想はあるんですが、
肝心のシーンが不足しすぎていたり、絵として今いちすぎるものばかりだったりーー;
どんどん投稿されるKUSAMAKURAさんは、やっぱり凄いと思います。
KUSAMAKURAさんならお分かりでしょうけど、
シリーズは一旦始めてしまうと、他の写真を途中で入れにくくなるのもネックで、
なかなか始められないんですよねーー;
でも、いつかは出していこうと、背中を押していただきました^^。
何時も嬉しい御言葉を沢山沢山ありがとうございます^^ノ。
三葉虫!!これはまた随分と古くなりましたね^^;しかも複眼であることが確認されてるとは!!ヒゲナガくんは触角の長さからハチだとわかりました(^_-) 大企業と家内工業の例えはたいへんよく理解できました。するとミツバチたちはある意味エリートと言えるのかもしれませんね~ 原始的なハチたちはなぜその道を選ばなかったんでしょうね? 産卵管について原始的なハチは毒も持たなかったとありますが、それでも自然界では否応なしに戦わざるを得ない場合もあるでしょう。そんなときはやはり産卵管を武器として子どもを守るべく果敢に敵に挑んで行ったんでしょうか? ハチとアブは見た目は似ていてもそれは昆虫仲間としてであって、う~んと過去に遡ったとき、どこかの地点で袂を分かったってことはないものでしょうか? 聞けば聞くほど自分が前のめりになってるのがわかります^^ それと同じく疑問点も多くなっています。次回が最終回のようですが、どんなことをご教示いただけるのか楽しみにしています。エサも気になるところです。
やす坊さん、「同志よ」と言いたくなりました。
大変嬉しい御言葉をありがとうございます^^。
知れば知るほど疑問が増えていきますよねえ。
ググれば、今になって分ってきたこととかも次々に見つかって、
結構調べただけの甲斐があったりして、ハマりますよ~♪。
それだけじゃなくて、
昆虫は特に数が多くて、全ての種類をリストアップすることも、まだできてなかったりします。
生態もまだ謎だらけ。
目の前の昆虫を撮っていたら、誰も知らない驚愕の新事実をカメラにおさめていた、
なんてことが、実際にある世界です。
>ハチとアブは見た目は似ていてもそれは昆虫仲間としてであって、
>う~んと過去に遡ったとき、どこかの地点で袂を分かったってことはないものでしょうか?
これは、仰る通りです。
蜂とアブの成虫は、みんな花粉と蜜を餌としています。
つまり、花を咲かせる被子植物と平行して生まれて進化したわけです。
数億年前まで同じ祖先だったものから、1億年ほど前に蜂とアブに分岐して、
その後も分岐を繰り返しながら、どんどん種類を増やして進化していったようですね。
原始的な蜂たちは、その進化に取り残された者たちなんですが、
産卵管を武器として生き抜くことに成功した一群の者から
「針を武器とする新世代の蜂」が生まれたということは、
十分考えられますねー。ドラマですね゚∀゚。