羽ばたくごとに翅が散る
【冬の寒さを乗り越えろ!:その16】
蝶は、随分長い間ゼリーに夢中になっていましたが、
ぱっと飛んで、再びレースカーテンに取り付きました。
翅を傷めることがないように、今日は早めに介入して指に移って貰うことにしました。
ところが・・・。
変です。蝶がちょっと飛んだり跳ねたりするたびに、
床に散った翅の破片が増えてゆくようなのです。
・・・もとより成蝶飼育というものは、困難なことだとされているのでした。
理由は大きく2つ。
一つは、なかなか餌を餌と認識せず、自主的に食べてくれないこと。
そしてもう一つが、物の多い狭い室内では、翅をぶつけて傷めやすいこと。
ルリタテハのように、運動能力が高い蝶ほど、翅を傷めやすいと言われています。
この2つを私は、身をもって思い知らされているのでしょうか。
それとも、1/4にカーテンのくびれで無理やりに回転した時に、
決定的に翅を傷めてしまったということなのか・・・。
この日、1/7は暖かでしたが、翌1/8は雨で厳しい寒波に見舞われる予報でした。
1/7から1/9は連休でもありましたので、
1/7と1/8は我が家に泊まって食事して遊んで貰ってから1/9に放蝶が良いなと
私は思い描いたりしていたのでした。
・・・けれども・・・。
この調子でぼろぼろになっていくようなら、放蝶できなくなってしまうかもしれません。
でも、家で飼い続けるわけにはいかないのです。
家で飼うということは、平日は5日連続以上の飲まず食わずを強いることなのですから。
羽化直後でしかも寒くて寝てばかりと見込まれた今回の4日間ならともかく、
平日に小春日和が続いたりしたら、どうなることか。
―今日のうちに放蝶しなくてはならない―
私は、窓を開けました。指に蝶を乗せて、青空に突き出しました。
飛びません。
もう一度。更にもう一度。
室内に入れるとカーテンに向かって飛んで翅を散らすのに、
外気にさらすと大人しくなってしまうのです。
もうダンボールに入れて寝かして、1/9に放蝶するか。
迷いましたが、もう一度だけトライしようと思いました。
もう何度目の「もう一度だけ」なのか、自分でも分らなくなっていました。
(次回、最終回です。)
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Exif情報
- メーカー: CASIO COMPUTER CO.,LTD.
- モデル: EX-ZR500
- 撮影日: 2017/01/07 13:59:58
- 焦点距離: 6mm
- ISO感度: 80
- 絞り値: f/3.9
- 光源: 不明
- 露出時間: 1/640 秒
- 露出プログラム: ノーマル
- 露光補正値: +0.7
- ホワイト・バランス: 自動
- 測光方式: 分割測光
- フラッシュ: ストロボ発光せず、強制非発光モード
- 撮影シーン・タイプ: 標準
























コメント
う~ん、これからの人生、いや蝶生なのに・・・。
もうこんなに翅がボロボロですか。
まるで老体化したかのようですね。
一度太陽に向かって飛び出すかと思いきや
その機にあらずと躊躇したことに賢さを感じたものですが、
大きな課題が二つもあったとは・・・。
毎日手のかけられないhanexさんのお気持ちが伝わってきます。
共に頑張って無事に飛立って欲しいです。
おお、そうなんですよ、KUSAMAKURAさん><。
こんなにボロボロなルリタテハ、私は初めて見ました><、
ゼリーで食事中の写真で、翅にひびが入っていたように見えたことからも、
1/4のカーテンのくびれで傷めていたのが、
乾いて、この日羽ばたいたことで、ぼろぼろと散ってしまったのかなと思います。
だとすれば、1/4に傷めていた翅先だけの被害に留まってくれるかもと、
期待はしているんですけどね><。
1/4に、もっと気をつけていれば・・・。可哀想なことをしました><。
なるほど、この個体を賢いと仰ったのは、
1/4の時点では飛び立たなかった、そのことだったのですね。
納得しました。
飛びたい本能と、飛べるかどうかの判断。
蝶本人の中では、どういう気持ちが動いてるんでしょうね。
昨年の経験からすると、寒い季節でも、
羽化後5日めとなれば羽化も完成してぎゅんぎゅん飛べるようになって、
窓を開けるとあっという間に飛び立ってゆく感じですが、
羽化2日めでは、飛び落ちるのがせいぜい。
この日1/7の、羽化4日目は、
すぐには飛び立てず、時間をかけて何回かトライすれば飛び立つという、
ぎりぎりのラインのようなんですよね。
だから、何度もトライして、飛ばそうとしたってこともあるんです。
翌1/8は氷雨の予報だったので、飛ばせませんからーー;
その判断で良かったのかどうか、今でもウジウジ考えることがあります。
飛ばさない、という選択肢はない、と思う以上、
そして、翅を傷めた原因が、
カーテンとか、前の写真のプラケースの縁のような、室内固有のものかもしれない以上、
飛んでゆけるぎりぎりの早さの放蝶が最善だったと、
そのたびに正当化してはいるのですがーー;
何時も、沢山の勇気と支えと励みをありがとうございます。
次回、最終回です。もう一息、頑張れそうです^▽^