忍者、無念
【冬の寒さを乗り越えろ!:その6】
否応なく、この冬の寒さに立ち向かうことになってしまった、
ルリタテハの蛹5匹の続報です。
(今回から連作タイトルを【冬の寒さを乗り越えろ!】として、
遡って他の写真の本文にもこのタイトルを書き加えました。)
前回の報告で、11月から12月にかけて、蛹までは漕ぎ着けた5匹でしたが、
あれから1ヶ月以上経過して、そろそろ明暗がはっきりしてきたように思います。
今回を含めて後8回ほど、16枚程度に纏めたい、と思っています。
・・・さて、しかし・・・。
室内に4匹の蛹、そして庭に生き生きとした1匹の蛹(entryNo5:忍者)。
そのうち、庭で生き生きとした保護色の姿を見せていた「entryNo5:忍者」が、
実は死亡確定第1号と、なってしまったのでしたーー;
犯人は、おそらくシジュウカラ。
直前には、8枚ほど前に見ていただいたのと変わらない姿だった蛹が、
シジュウカラの声がした直後に行ってみたら、こうなっていたのです。
お分かりでしょうか、
足場として茎に張り巡らされていた糸にぶら下がって、
蛹の尻尾の先端だけが残されているのが。
糸のほつれ具合からも、
鳥が、蛹を咥えて首を捻ってもぎ取った動きの強さが見えるようでした。
あの素晴らしい保護色も、シジュウカラの目を騙すことはできなかったのです。
・・・とはいえ、食われたのは、蛹化してから約20日後のことだったと思われます。
夏場であれば最短8日で羽化するのですから、
20日間安全だったということは、強力な保護色だったと言えるのかもしれません。
これが冬でさえなかったら・・・。
シジュウカラは、それからもちょくちょく来て、他の獲物を探しているようでしたので、
庭に置いていたら、蛹が全滅だったことは間違いないと思われました。
冬は寒さ自体も厳しい条件ですが、
成長が遅くなることによって、鳥に見つけられてしまう確率も高くなり、
こうして殆どの蛹は羽化せずに、鳥の蛋白源になってしまっているのですね。
数日後、再び庭に出てみたところ、
この尻尾の先端すら、消えてなくなっていました。
鳥たちも、冬を乗り越えるために、必死だということなのでしょう。
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Exif情報
- メーカー: CASIO COMPUTER CO.,LTD.
- モデル: EX-ZR500
- 撮影日: 2016/12/11 15:11:48
- 焦点距離: 6mm
- ISO感度: 80
- 絞り値: f/3.9
- 光源: 不明
- 露出時間: 1/60 秒
- 露出プログラム: ノーマル
- ホワイト・バランス: 自動
- 測光方式: 分割測光
- フラッシュ: ストロボ発光せず、強制非発光モード
- 撮影シーン・タイプ: 標準

















コメント
う~ん、残念ですね。
その後如何なったかといささか気になっておりましたが・・・。
やはり厳寒期は厳しいんですね。
それぞれの生き物が自然環境や天敵から身を守るための
進化や工夫がなされていて、そういう姿を紹介されたり
自ら目の当たりにするとその凄さに驚かされます。
それにしても残念ですね。
しかし、hanexさんの克明な観察の結果、20日間身を守った
強力な保護色、とても印象的です。
今後も楽しみです!
忍者も さしもの鳥には身を隠すことも出来ず発見され
無残にも餌食となってしまいましたか。
自然の掟の厳しさが見て取れますね。
KUSAMAKURAさん、雪が降る前に蛹を保護しようとした時に、
私も随分探したつもりだったんですが、
「何時もここにいた幼虫が、冒険家2世と同じ方向に移動して蛹化したら」と、
シミュレートしてみるまで発見できなかった保護色ぶりでしたからね・・・。
あれで見つかってしまうのでは、どう隠れても無理だろうと、思いましたよー。
流石シジュウカラはプロなんだなとも思いました。
そしてその後には、
再訪して尻尾の先まで食べていったらしいと分って、
私とは必死さも違っていたのだなと。
無念なこの姿、
「そこに無いものを撮る」という意味では、私好みのテーマでもあって、
撮らないではいられない被写体でした。
ですが、
保護色ぶりを覚えてくれている方でなければ伝わらないんじゃないかと、
そういう危惧を押し切っての投稿で、ひやひやものでもありました^^;
せめて見比べていただきやすいように、
前回の「entryNo5:忍者」の、4枚後に投稿しようと決めていたのに、
8枚後になってしまいましたし^^;;
覚えていていただけて、分っていただけて、
それどころではなくて気にかけてもいただけていて、
とっても嬉しいです^▽^。
お蔭様で、がんばれそうです。
励みになる御言葉を何時も沢山沢山ありがとうございます^▽^ノ
helmetさん、前回helmetさんにいただいた「科学を超えた生き物の知恵」という御言葉。
本当にそうだなと私も感心していたのに、あえなくやられてしまいました。
隠れるほうも知恵と技なら、
シジュウカラも昆虫採食のプロだったということですね。
野生で生き抜くことの厳しさを、改めて思い知らされましたーー;
何時も励みになる嬉しい御言葉をありがとうございます^^ノ