電車が行っちゃうよー
と思ったのは私でした。
ここは、鎌倉五山第二位に列せられる円覚寺の境内で、
向こうに見えるのは、円覚寺の裏門です。
夏目漱石の「門」で「宗助は世の中と寺の中との区別を急に覚とった」のは、
円覚寺のこの高い杉の聳え立つ門内の空気からですが、
その高い杉と空気の中を、世俗のアルミ電車が軽やかに走って来るのでした。
・・・JR横須賀線の北鎌倉駅は、円覚寺の境内にあります。
つまり、駅から徒歩0分。
私はこの日、週末の買出しに出る途中、車窓に見えた紅葉があまりに綺麗だったので、
駅から徒歩0分のことでもあるし、
次の電車が来るまでのちょっとの間だけ撮っていこうと思って下車したのでした。
そうして夢中で撮っているうちに時間を忘れていたらしく、
まだ駅からほとんど歩いてもいない地点で、次の電車を見ることになったのです。
何とも不思議な気分でした。(結局、一時間半ほど撮影してしまいました。)
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Exif情報
- メーカー: Canon
- モデル: Canon IXY 600F
- 撮影日: 2014/11/29 15:49:03
- 焦点距離: 5mm
- ISO感度: 125
- 絞り値: f/3.0
- 露出時間: 1/60 秒
- 露光補正値: -0.3
- ホワイト・バランス: マニュアル
- 測光方式: 分割測光
- フラッシュ: ストロボ発光せず、強制非発光モード
- 撮影シーン・タイプ: 風景










コメント
最初にこの作品を拝見した時、紅葉と緑とそして電車を巧みに配した
見事な画面構成の中で、学校に急ぐ少年の姿に魅かれました。
何気なく自分の姿に置き換えて懐かしくも思いました。
しかし、キャプションを(何度も)読ませていただき、感動しました。
夏目漱石は世界中で一番好きな作家で愛読者の一人でもあるからです。
改めて「門」を読み直さなければの思いに駆り立てられました。
ありがとうございます。
私のニックネームは勿論、「草枕」からです。
おお、KUSAMAKURAさん、
草を枕にするような旅心の意味でKUSAMAKURAさんなのかと思っていたのですが、
漱石の「草枕」だったのですね゚∀゚!
私は旅行自体、あまりしない人間で、
文人のゆかりの地を訪ねるということにも興味を持ったことがないんですが、
この日の円覚寺には、そんな私も色々と読み直したり調べたくなったりする、
そんな魅力を感じましたよ!
「門」の中に「円覚寺」という言葉が出てくるわけではありませんが、
漱石が円覚寺に参禅した時の経験を元に書かれているとされているようですね。
円覚寺の境内に横須賀線が敷設されたのは1889年、
漱石が参禅したのは1894年ですから、敷設された後になりますが、
そのような話は「門」の中には出てきません。
そういう楽しみ方だけでも奥が深そうでした。
千葉からだと遠距離は遠距離ですが、
何しろ駅徒歩0分ですので、
何かの折にはふらっと途中下車をして、深みにはまってしまうのも一興かと^^。
この写真を撮った時は、
どこを狙っても人だらけだった所に、この方角にいた人々がごそっと移動して消えたので、
今のチャンスに何か撮れないかとカメラを覗いたら、電車が見えたんです。
そこへ子供が入ってきてしまったので、
自分の感じた思いを子供に投影して撮ったわけです。
説明なしで投稿しようかと思ったのですが、
子供に、実際には思っているはずがなかったことを言わせることに気が引けて、
投影した私の思いを本文に書いてみた次第です^^;
本文ぬきの写真としても、本文ありの写真としても、
楽しんでいただけたようで、
大変大変嬉しいです^▽^*。
ケンタロウ・jpさん、とても嬉しい御言葉をありがとうございます´▽` *。
円覚寺周辺には明月院を初めとして有名どころがめじろ押しですよね。
次の電車まで、と思って北鎌倉駅で下車してしまったが最後、
きっと一日まるまる撮影三昧´▽` *。
北鎌倉で降りて、円覚寺をスタート地点とした散策のコース、
というのが実際、沢山あるようですが、
縛られない無計画な旅だからこその楽しみもありますよね。
私はそもそも出かけるのが遅いので、
この時も円覚寺で閉門の時を迎えてしまいましたが、
それでも楽しい一時間半でした´▽`。
「この物語のプロローグの様」というのも鋭い御言葉で、
実は、この後、2回に分けて円覚寺の「旅」をご報告する予定でいます。
物語になってゆければ良いのですが^^;
「旅行」と「鉄道」。苦手なジャンルの写真になってしまったので、
投稿してもいいものかと迷ったものです。
お蔭様で、投稿して良かったんだと思えました^▽^