それは赤い蟻の生首だった
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それは赤い蟻の生首だった

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【今足下にある戦場より:その5】
大きな蟻の腹の赤い物に、やっとピンが合いました。
内臓ではなくて、赤い蟻の首でした。
何がどうなっているのか分らない絡み具合は、
赤い蟻との戦いの激しさを物語っている・・・のか。
この赤い蟻は何蟻なのか。それも私には分りませんでした。
「日本にはヒアリはいないから、ヒアリではないな」と、
この時は考えましたが、
そうは言い切れなくなったことは、皆さん、ご存知の通りです。
ヒアリだったとすれば、
人間にとってすら危険な、猛毒を持つ高度な連携プレーの外来軍団です。
生き残った兵隊アリがふらふらになり、伝達困難な情報を抱えてさまようことになるのも
不思議ではないということになります。
猛毒や敵蟻の血を浴びて、匂いでは仲間かどうか分らなくなっていたということも・・・。  

・・・
この赤い蟻はヒアリではないかもしれません。
しかし、おそらくは日本の各地で、在来種の蟻とヒアリの、
このような戦いが日夜繰り広げられていることは確かでしょう。  
在来種のアリがいる場所にヒアリが巣を作り始めて、一年後生き残っている確率は0.5%。
在来種のアリを駆逐した後でヒアリが巣を作り始めて、一年後生き残っている確率は19%。
だそうです。
・・・
「ヒアリが心配なら、前もって蟻の巣コロリを撒いておけばいい」と言う方がおられます。
しかし、専門家は「前もって毒餌を撒くのは逆効果の危険がある」
と警鐘を鳴らしています。
蟻の巣コロリを初めとする日本の市販薬は、
日本の在来種をターゲットとして作られています。
在来種によく効くことは分っています。
しかし、ヒアリに、同じほどの効果がある保証はありません。
分っているのは、市販の毒薬を撒くことは、
縄張りを守って戦っている在来種たちの足を引っ張ることでもあるということです。
・・・
ヒアリと在来種と人間の、三つ巴の戦いになってしまっているんですねーー;。

(あと、2枚です)

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Exif情報

  • メーカー: CASIO COMPUTER CO.,LTD.
  • モデル: EX-ZR500
  • 撮影日: 2017/06/04 15:02:33
  • 焦点距離: 6mm
  • ISO感度: 800
  • 絞り値: f/3.9
  • 光源: 不明
  • 露出時間: 1/25 秒
  • 露出プログラム: ノーマル
  • ホワイト・バランス: 自動
  • 測光方式: スポット
  • フラッシュ: ストロボ発光せず、強制非発光モード
  • 撮影シーン・タイプ: 標準
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コメント

  1. 普段見慣れている積りで、ほとんど見過ごしている光景かもしれませんね。
    でもあまりにもミクロすぎて見ようとはしない、
    いや、なかなか見る事の出来ない世界です。
    良くこんなシーンを捉えましたね。

    本サイトでもほとんどお目にかかることのない貴重な蟻の生態シーンを
    ありがとうございます。

    植物をも含めて在来種の生存や生態系を侵す外来種の存在には
    本当に頭を痛めますね。

  2. 戦い終わって傷深し、急所に食いついた赤蟻、かなりの重傷の様子ですね。
    赤蟻も食いついたら口先はロックされて取れなくなるようです。
    黒蟻ば相手の首筋を食いちぎったようですが此の儘では絶命の危機
    これまた結末は如何なるのでしょう ミクロの世界見事な描写脱帽です。

  3. なぁ〜にぃ〜〜〜! やっちまったな!!
    じゃあ、これは激しい戦闘の末の戦利品ってことですか!
    すごいものを持ち帰ったな〜
    それを見て仲間のアリも驚いた様子がないのもこれまたすごい!
    捕らえた獲物を解体して巣に持ち帰る凶暴さも持ち合わせてるんですね・・
    でもどうして頭だけなんでしょう?頭の大きさから自分よりは体が一回りも二回りも小さい相手だったんではないかと。強力な顎で一匹丸ごと運んでくることも可能やったと思うんですけどね?もっとも一対一だったかはわからないですけどね。
    ヒアリの生存確率の根拠は何でしょうね?そもそもは南米に多く住むアリがおそらく自分の意思でなく連れて来られたと見るのが自然でしょう。気候も穏やかで・・・なんて言うのは日本人の感覚でしかないはず。暑いところを好む彼らに冬は厳しいと思いますけどね。それを見越して、敢えて0%にしなかったのは「専門家」と呼ばれる方たちの、いかにも、な発言ですね(^_-) 壮絶な結果となりましたが、このあとがあるんでしたね!ここからはさっぱり読めません。

  4. 蟻は撮影してみたいと思っていたのですが
    中々良い写真が撮れないものの一つでした。

    興味深く拝見させてもらっています(*^^*)

  5. KUSAMAKURAさん、嬉しいです。ありがとうございます゚▽゚。

    そうなんですよー。
    この写真を撮ったのは、実はヒアリ騒動の起きる前の6月4日。
    写りが悪すぎるし何が起きたのか分らなすぎるので
    没にするしかないと、最初は思っていたのですが、
    ヒアリのニュースを追ってゆくにつれて、
    これは時事物として今年投稿すべきだと思えてきたんです。

    今も全国でぞくぞく発見されていますが、
    兵庫で発見される以前から各地で侵入が始まっていたのではないかと
    言われ始めていますよね。

    この写真はヒアリ騒動が起きる前で、
    当地ではいまだにヒアリ発見は報じられておりませんが、
    この赤い蟻は本当にヒアリだったのかもしれないし、
    この「大きな蟻」こそが当地を守った功労者だった、ということも、
    ありえなくないんじゃないか、とも・・・。

    在来種の蟻がヒアリと戦って追い出してくれるはずだ、と言われながら、
    その写真は、ネットを探してもいまだ見つからず。
    もし、この写真がヒアリなら、かなり貴重な一枚ということになるな、と・・。

    ヒアリでなかった、としても、
    この一枚のおかげで、
    ヒアリと在来種の戦いを、私は具体的にイメージできるようになりました。
    なので、ヒアリでなかったとしても、投稿する意義はあるかなと^^;

    実際、どうなんでしょうね。
    この赤い蟻の正体、どなたか教えて下さらないものでしょうか^^;

  6. helmetさん、過分な御言葉をありがとうございます^▽^!
    なかなかピントが合わなくて、結果も残念な写りばかり。
    このカメラもボロボロになってきましたし、
    本当に、そろそろ次のカメラを探す時なのかもしれないですーー;

    蟻の戦いって、毒をかけたり、相手の手足や首を噛み切ったり、
    本気で殺しあうのですね。後で調べて知りましたーー;

    蟻は、匂いで仲間かどうかを見分けているので、
    そうして敵と激しく接触したり血を浴びたりすることで、
    巣に帰ってから、仲間と気づいてもらえずに殺される蟻も多いのだとかーー;
    それを思うと、
    「栄養交換」をして仲間であることを確認した、この小さな蟻は、
    結構立派なのかもしれません。

    結末は・・・ですが、あまりご期待には添えないかと思います。
    実は、「赤い物」の正体と、何が起こったかの大枠(蟻同士の戦い)が
    分った時点で満足して、
    私は、この後、少し追っただけで、ここを離れてしまいました。
    結末の結末までは見届けなかったんです。
    ヒアリ騒動が起きる前のことでした。
    ヒアリかもしれないと思っていたら、もっと食い下がっていたかもしれず、
    残念ですーー;

  7. やす坊さん!こちらにも沢山の関心をありがとうございます^▽^!

    仲間のアリが驚いた様子がない理由は簡単なんです。
    「目が悪いから」(Д`)

    相手はぼうっとした影のようにしか見えないらしいです。
    多分、ピンが合ってない時の写真ほども見えてないと思われます。
    蟻は、目が悪いので、相手のことは匂いで判別するのですが、
    目が悪いので、匂いさえ同じなら、蟻以外の昆虫でも仲間だと思ってしまいます。
    蟻の巣に住む虻の幼虫や蜘蛛類は、この仕組みを利用しているんですよね。

    頭だけ持ち帰った理由も簡単です。
    「自分の意思で持ち帰ったわけじゃないから」(Д`)

    背中に乗せる、とか、肩にひっかけて運ぶ、とかは蟻の世界にはないと思います。
    今回の生首は多分、
    赤い蟻が背中に乗るなどしてしがみついて噛み付いてきたのを、
    あちこち噛み付いたり引き裂いたりした末に、ここに絡み付いて残ったものだと・・。
    背中に乗るようなことができたということは、
    一対一ではなくて、複数が一斉に飛び掛ってきたのじゃないですかね。

    正しいかどうか全く自信がないのですが、
    この「兵隊アリ」は、小さなアリたちによる出動要請があって初めて出動する、
    という記述を見たことがあります。
    だとすると、出動要請した、同時出動の仲間のアリたちは全滅した?
    もしかするとこの「兵隊アリ」は、
    恐ろしい敵たちに後をつけられて巣に招き入れることになるのを恐れて、
    巣に帰らずにうろついていたのではないか?

    この写真はヒアリ騒動が起きる前の6月4日に撮ったものなんですよー。
    今では、ヒアリ騒動が起きる前からヒアリの侵入は進んでいたのではないかと
    言われていますよね。

    後になって、想像はどんどん膨らみました。
    この公園に来て、ヒアリの蟻塚っぽい膨らみを見つけると、ぎょっとします。
    (近寄る勇気がありません。
    明日また、この公園に行きます。「蟻塚」が育っていたらどうしよう)
    <次のレスに続きます>

  8. <やす坊さん、レスの続きです^^;>
    >ヒアリの生存確率の根拠は何でしょうね?
    すみません!説明不足でした。
    これは、フロリダにおける実験結果の引用(の引用)なんです。
    どういう環境をヒアリが好んで巣を作るかがメインテーマの実験論文で、
    「ヒアリは、在来種のアリがいなくて人間の手が入った環境を好む」という結論が出て、
    次に在来種の有無がヒアリの生存率に与える影響の話が出ているらしいです。
    http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/1365-2435.12794/full

    だから根拠のある数字ではありますが、日本の話じゃないです、すみませんーー;
    日本の気温については、
    関東から西では越冬できるのではないかと言われているようですね。
    最初に騒動となったヒアリは、中国の広東省からコンテナで来たわけですが、
    この広東省も冬は10度を下回るらしいので、
    それぐらいの温度なら繁殖できるらしいからとーー;

    >ここからはさっぱり読めません。
    ごめんなさい、
    実は、この先は私にもよく分らない行動なのです^^;
    ヒアリ騒動の前でしたので、粘るのはほどほどにしようと思ってしまって、
    アリたちの行動が決まる、最後の最後までは追いかけなかったんです。
    そんな展開ですが、どうかご容赦下さいますよう^^;

  9. mjs2000さん!シリーズ全部を見て評価していただけて、
    大変嬉しいです!いつもありがとうございます^▽^!

    蟻は、普段はあまり面白い行動をとってくれないですよね。
    「栄養交換」も、蟻を飼育している方はよく撮っておられるシーンですが、
    野外で見ることが出来るとは思っていないものでした。
    その時は、野外で「栄養交換」が撮れた、というだけでワクワクしてしまいましたが、
    思えば、そういう特殊な行動が撮れたということ自体が、
    特殊な事態の発生を示唆していたんですよね。

    「赤い物」の正体だけは突き詰めておこうとしてよかったです。
    ついでに、もう少し後の後、結局どうなるかまで追って」おけばよかったです^^;
    この後は尻切れトンボですが、どうかご容赦下さいますよう^^;

  10. いやぁ〜 益々興味が湧いてきます。それに考察のなんと深いこと!!
    もちろん今回の作品だけのことではありません。
    よほどの知識がないとこれほど完璧に質問に答えるのはむつかしいですからね(^_-)
    ただただ恐れ入ります。
    視力が弱いことも、匂いで相手を判別することもhanexさんに教わりました。

    事件の内容を知らせた寺坂吉右衛門のようでもあり、討ち取った首を戦利品とするあたりは、さしずめ吉良上野介の首を持ち帰る忠臣蔵のようでもありますね。
    いつもながら完成度が高く、疑念の残る部分に関しても実に思慮に富んだお考えをお持ちだと感心しきりなんですよ(^ー^)

  11. やす坊さん、何度もありがとうございます^^。

    私も調べ始めて2ヶ月かそこらなので、
    原典の場所とか色々覚えているというだけのことです。
    (時間がたってしまうと、リンク切れもあるし、
    どこで見た情報だったかも分らなくなってしまいますからね。
    「どこかで読んだんですけど」と書くことになってしまいます。
    記憶が新しいうちで幸いでした^^;)

    それだけのことでありまして、机上の知識の受け売りにすぎないんです^^;
    何しろ、一番基本となる、蟻の種類からして見分けがつかないのですからーー;
    どなたか、蟻の種類を教えて下さらないものでしょうか><

    >討ち取った首を戦利品とする
    という発想は、多分蟻にはないのですよね。
    だけど、丁度そういう形になったので、
    敵の情報を仲間に伝えるには、もってこいの品ではあるはずですよね。

    実は、そのことに、この大きな蟻が気が付くかどうか、
    仲間に伝えることができるかどうかが、
    一応ではありますが、次回のテーマ、ということになっています^^;

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