ランタナの下で彼を振ってしまったの
セセリ蝶の雌は、翅を震わせて「拒否」の意思表示をしますが、
それだけでなく、
雄が追いかけると、雄が求愛しにくいように、わざと花の縁に立つ・・・
というような行動も、頻繁に目にします。
雄の求愛は雌の後ろに付き従うことから始まるので、
雌が花の縁に立つと、求愛しにくいし、そこから一歩進んだアプローチも難しくなるのです。
それでは逆に、雄が近づいた時に、
雄が求愛しやすいような、つまり雄が後ろや横に立ちやすい場所に移動する場合は、
雌もその雄に口説いてほしいことがあるのでしょうか?
今回は2枚構成で、そんな行動を見せた、ある雌のストーリーです。
ランタナの花で吸蜜していた、この雌は、
ある雄が近づいてくるや、吸蜜をやめて、花の下に降り立ちました。
後ろに雄が立つのに、ちょうどいいスペースを空けています。
雄は早速このスペースに飛んできて、求愛を始めました。
ところが雌は翅を震わせます。
雄は軽く跳ねました。
それでも雌はもう一度、拒否。
ここからもう少しだけ粘る雄も多いので、
この次に雄が一歩踏み込んで頭をすりすりするのを待って「OK」するつもりじゃないかと、
期待して待っていたら、
雄は、そこで求愛を諦めて、あっさり飛び去ってしまいました。
取り残された彼女は、何もしないまましばらくそこでじっとしていましたが、
やがて元の花の上に戻ってゆきました。
(つづく)
タグ
登録がありません。
Exif情報
- メーカー: Canon
- モデル: Canon IXY 600F
- 撮影日: 2013/08/10 15:57:44
- 焦点距離: 5mm
- ISO感度: 100
- 絞り値: f/3.0
- 露出時間: 1/320 秒
- 露光補正値: -0.3
- ホワイト・バランス: 自動
- 測光方式: スポット
- フラッシュ: ストロボ発光せず、強制非発光モード
- 撮影シーン・タイプ: 標準











コメント
すごい観察力、勉強になりました。
撮影されたのが4時頃だとはいえ
震わしてる羽がとまって撮影できないというのは
相当早く震わしているんでしょうか。(*^^*;
生態的に、蝶にも好みがあるらしいんですが、
どういう基準で決めているのでしょうね(*^▽^*)
それにしても、
逃げられずにピントぴったりです(◎_◎;)
yu-pyonさん、ありがとうございます^^;
長い時間張っていると、よくあるパターンが見えてきて、
パターンが分ってくると、イレギュラーに気づきやすくなる。
そういうことは、ありますよね。
長い時間観察していても面白いシーンに出会えないことも多いですが、
それでも、セセリ蝶の求愛は、
他に比べて面白いイレギュラーに出会いやすい被写体だと感じています。
yu-pyonさんも、ぜひ彼らのルールを念頭において、観察してみて下さい^^ノ
mjs2000さん、沢山の関心を持っていただけて嬉しいです。
何時もありがとうございます゚∀゚。
この翅の震え、ブレなかったら失敗と感じるぐらいで、止めたいと思ったことがないのですが、
かなり速いには速いですね。
人間の目で見た感じがちょうど、こんな感じなんですよ。
これは2013年の写真なんですが、
見た感じと同じように翅ブレを撮れて、満足した、最初の1枚だったことを覚えています^^。
蝶の好みの研究といえば、
モンシロチョウの雄の好みなら、掘り下げて研究されている方がおられますね。
その方によると、翅の紫外線の反射率一択だったそうです。
雄に雌の翅を貼り付けたら、見たこともない程雄にモテモテとなったとか、
紫外線を反射する紙切れでも良かったとか。
そこから類推してモテポイントは「翅の色」じゃないか。と考えられてはいるようです。
でも、ベニシジミに求愛してしまうヤマトシジミは色盲なのか、
シジミ蝶より更に系統の違うセセリ蝶でも同じなのかは、分りませんね。
雌の好みとなると、研究している方がおられるのかどうかも怪しい気がします。
何しろ、雌の蝶が生涯に複数回交尾することですら、
1980年代に入ってから徐々に認められてきたぐらいですからねー。
好き嫌いなんかなくて、雄の早い者勝ちで、1回交尾したらお終い。
そう考えられていたようです。
雌の蝶に好みなんてものがあるのか。という、まだ、そこからなのかも^^;
セセリ蝶が逃げないのは、ここが、元々人通りの多い道端で、慣れているのに加えて、
私が長時間粘るので慣れてしまう、ということだと思います。
私の鼻と口に止まって求愛してみたり、背中に止まって交尾したりしてくれます。
撮りやすい場所に止まってくれない、というのが何とも^^;