羽化の兆候
【瑠璃になるために:その11】
蛹化後21日めにも変化がなかった蛹が、
22日めの12/13日曜日、突如青黒く変わりました。それも、3つが同時に。
一般に蝶の羽化の兆候は、蝶の翅の色が蛹の外から透けて見えるようになって、
蛹の腹部の節が伸びてくることです。
モンシロチョウなら緑の蛹が真白に、ナミアゲハなら黄色にと、劇的に変わるのです。
でも、残念ながらルリタテハでは変化が地味で、兆候も分りにくいのです。
第1に、ルリタテハの翅の色は青黒いので、蛹も青黒く変わるわけですが、
蛹自体、普段から光の加減で青黒くも見える暗い色をしているから。
第2に、青黒は、蛹が死んだ場合の色でもあるから。
腹部の節が伸びるのだって、寄生されていた場合にも起きることだから。
・・・だけど、ごらん下さい。真中の画像。
黒っぽい部分の中に、明るいベージュの大きな楕円が見えませんか。
これこそ、ルリタテハの黒っぽい表翅の中の、白い班部分です。
そして、その上に斜めに走る明るい部分こそ、翅の縁の水色の帯部分です。
左側(翌日)の画像ではそれが更にはっきりして、「蛹の腹部の節が伸び」てもいます。
これが羽化の兆候でなくて何でしょう!
(中央と左側の画像は、「蛹は徐々に姿を整える」の蛹と同一個体です。
右側の画像は、比較対照用の「変化前」画像ですが、
3匹の後に追加で攫ってきた4匹目のものを使っています。
光の加減で色が違って見えることを考慮して、
同設定同アングルで撮った同日の、別個体画像を採用した次第です。)
タグ
Exif情報
- メーカー: CASIO COMPUTER CO.,LTD.
- モデル: EX-ZR500
- 撮影日: 2015/12/13 15:52:44
- 焦点距離: 6mm
- ISO感度: 80
- 絞り値: f/3.9
- 光源: 不明
- 露出時間: 1/15 秒
- 露出プログラム: ノーマル
- 露光補正値: +0.7
- ホワイト・バランス: 自動
- 測光方式: 分割測光
- フラッシュ: ストロボ発光、強制発光モード
- 撮影シーン・タイプ: 標準



























コメント
昆虫全般の生態には興味がありますが…
hanexさんの捉えるリアルな映像にいつも驚き !!
段階を経て微妙な変化をこのように見せていただけると…感動します。
どんな蝶の姿を見せてくれるのか、楽しみです!
ありがとうございます。
昆虫の生態に疎く知識もない私は蛹から羽化し成虫に進化する時、
どうして一挙に大きく変化するのか不思議でした。
hanexさんのシリーズを拝見させていただいて、自からの単細胞
ぶりが恥ずかしい限りです。
成程見えない部分で、いや見る目がないところで、「蛹は徐々に姿を整え」ているのですね。
大変勉強になります。ありがとうございます。
いやいやいや、KUSAMAKURAさん^o^;!
私も、撮って調べてを始める、ほんの数年前までは、同じでした。
羽化直前に色が変わる、なんて聞いたこともなかったし、
小学校でモンシロチョウを飼ったこともあったはずなのに!ですよ。
不思議だから撮って調べて撮って調べて・・・、
不思議なことが分ってくるって、楽しいですよね。
ルリタテハが好きと仰っていたKUSAMAKURAさんなら、
蛹の表面から翅の模様らしきものが透けて見えて来た時の興奮、
分っていただけるかな・・と思っていました^^。
不思議が解明される面白さを分っていただけたようで、
とても嬉しいです^^ノ。何時もありがとうございます^▽^
おお、amandaさんも昆虫全般の生態に興味を持っておられたんですね。
同好の士を得られて、すごく嬉しいです゚▽゚!
今回の写真など、図鑑的な生態写真志向以外の何物でもなくて、
それも、見た目の派手さが乏しくて、地味。
ルリタテハの羽化の兆候をリアルに分りやすく示した図鑑的な写真としては、
決定打といえるような写真を、と思い、
なるべく忠実な色で、蛹の表面の模様や気孔までくっきり撮ろうと頑張りましたが、
こういうサイトに投稿するにはマニアックすぎるかなと心配でした^o^;
頑張った甲斐がありました。報われた思いです´▽`ノ。
何時も嬉しい御言葉をありがとうございます^▽^
時系列に見せていただき勉強になりました。
ありがとうございます。
yu-pyonさん、各画像を回転してサイズを近づけて文字を入れて時系列にまとめる、
たったこれだけの合成が、私には数日がかりの作業でした^o^;
時間をかけても、この形にして良かったです。
こちらこそ、何時も見て下さって励みになる御言葉を、ありがとうございます^▽^ノ
素晴らしい研究ですね 脱帽です 成虫なった時の喜びはひとしおと思います。
helmetさん、ありがとうございます。
昆虫の生態って、まだまだ分っていないこと、知られていないことが多くて、
カメラを持ってフィールドに出かける人も、
飼育する個人も、
それを解き明かしてゆく最前線にいるんだと、感じます。
既に知られていることの後追い撮影に終始したとしても、
いつ驚異の新事実を目にするか分らないワクワクする緊張感があって、
これもカメラの楽しさの一つだなー、と思います^^