熱暑を生きる
人間様は「今年の夏は暑い」とか言ってグダっていますが、
昆虫たちにとっては、どんな夏でも今が全て。
日が落ちて、涼しくなって、天敵の鳥や蜂が飛ばなくなってから、
隠れ家から出てきて食事を始めたアオスジアゲハの幼虫さんです。
・・・隠れ家と言いましたが、
アオスジアゲハの幼虫たちは普通、保護色を頼りに葉の上に乗っているだけです。
ところがこの個体は、
いつも、密着した葉と葉の間に挟まれて隠れ潜んでいるという、
非常に特徴的な癖を持っていて、正に「隠れ家から」なのでした。
同時期に孵化した幼虫が全部で5匹、その後に次々産卵が来て、
一時期は卵・幼虫を合わせて30匹ぐらいが、
この小さな木にひしめく盛況となっていたのが、
次々に数が減って、この時点で生存者は4匹のみ。
同期ではこの個体だけが生き残ったのは、この隠れ潜む癖のおかげなのかもしれません。
・・・卵から蝶になるまでの生存率は約0.5%だといいます。
この個体も、いつまで生きながらえることができるのか。
幼虫も天敵も必死の、過酷な生存競争は今年も変わらないようでした。
(付記:この翌日のことです。
アシナガバチが来て、葉を一枚一枚めくるのみならず、
幹から枝を歩いて這って回って、徹底的に探し尽くそうとする勢い。
完全に餌場認定している動きです。お前が犯人か。
と、そいつが、この幼虫の隠れ家に向かって来ました!
咄嗟にその目の前にカメラを置いて妨害したら、カメラをよじ登って来るしつこさ。
私の存在はガン無視です。
叩き潰そうにも針+背後集団を考えると手が出せない私。
アゲハ類の夏場の室内飼育は死亡率が高く、
日中家にいない私には飼える自信がなかったのですが、
蜂がいったん飛び去った隙に、この幼虫と、近くにいたもう一匹を、
室内に緊急避難させてしまいました。
・・・2匹はまだ生きています。
いつまで生きながらえさせることができるか。
睡眠を削りながら頑張っている最中なのですーー;)
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Exif情報
- メーカー: CASIO COMPUTER CO.,LTD.
- モデル: EX-ZR500
- 撮影日: 2018/07/14 19:17:49
- 焦点距離: 6mm
- ISO感度: 100
- 絞り値: f/3.9
- 光源: 不明
- 露出時間: 1/20 秒
- 露出プログラム: ノーマル
- ホワイト・バランス: 自動
- 測光方式: 分割測光
- フラッシュ: ストロボ発光、強制発光モード
- 撮影シーン・タイプ: 標準
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コメント
ぱっと見、どれがアオスジアゲハの幼虫かわかりませんでした。
緑色の体が葉っぱで、楕円形の目?が本体、或いは黒い足の部分が本体かと思いました。
ググって同じような写真を見つけ比較して納得しました。
見事な擬態に騙されました!
生態的に弱いものは色々工夫や進化を重ね身を守ってきているんですね。
室内での飼育は難しいようですが、何とかあの美しい翅で飛び立ってほしいです。
厳しい昆虫の生存への知恵を持ってしても防げない生命。遂に飼育へとなったのですね。
上手く飛び立つ日が訪れますことを、祈ります。
おお、KUSAMAKURAさん、大変貴重な御言葉をありがとうございます゚▽゚;
言われるまで分かりにくさに気づけませんでした。というか、忘れてました。
どうやら幼虫を見慣れ過ぎて、通常の感覚が分からなくなっているようです。
私自身としては、
「こんなに目立ってしまっているけど、暗くなってきたから大丈夫なんだな」
なんてわざわざ考えたぐらい、そして、
「ストロボを使った結果、浮かび上がりすぎて不自然だったんじゃないか」
と心配だったぐらいで、
「目立ちすぎ」という認識でした。
観察していて、
「幼虫がこんなに目立ってしまって大丈夫か」と心配になる事も多いんですが、
そこまで有効な擬態だとすれば、
普通は多分大丈夫なんでしょうね。
ご指摘で気づきましたが、
顔の一部を見るだけで顔の一部だと分かる人も、
多分、幼虫好きの人だけですよね。
丸まった葉の上から右向きの顔だけを出している、という説明も
必要だったかもしれません。
顔の先端の小さな1節だけが「真の顔」で、
摂食中は、こんな風に顔が伸びて、先端の「真の顔」で葉を齧るんだ、
という説明も。
自分では気づきにくくなっている、この種のことが、他にどれだけあることか!?
本当に感謝です。
>室内での飼育は難しいようですが、何とかあの美しい翅で飛び立ってほしいです。
そうなんですよねー><!
何しろ私は日中家にいないので、夏は蒸し風呂になりますからねー。
高温多湿に弱いので、
高温で閉め切った容器で飼うと、死亡率ほぼ100%らしいのです。
閉め切らないと今度は、餌がすぐに萎れて腐って幼虫の病死が増える。
エアコンつけっぱなしにして置いておくことも考えたんですが、
エアコンはエアコンで良くないようなんです。
某昆虫館では、夏季はエアコンを使っても効果がないので、
あえて室外の樹木で飼育することにした、という
そんな記事を見たことがあるぐらい難しい印象です。
朝、晩の餌と水の交換は必須なんですが、これだけじゃダメなので、
餌をすこしでも長持ちさせるための試みとして、
水に氷を入れたりカナダドライを入れたりしているのが、
飼育時の方法としては見たことも聞いたこともない方法なもので、
良くないのか不足なのか凄く不安でーー;
御応援、重ねて感謝です。飛び立ちまで持って行けますように!
努力しています。(としか言いようがないのが残念です><)
helmetさん、いつも温かい御言葉をありがとうございます^▽^。
そうでなくてもいろいろと時間が足りないのに、飼育を始めてしまったんですよー>o<。
時間をかけて朝晩、餌と水を交換して、
かえって危険な気もする独自の工夫もいろいろ加えてるんですが、
空しい結果になるのが目に見えているようなのがしんどいです。
日中家にいないもので、
こまめな餌の交換とか温度湿度調整とかができないのが痛いです。
普通のシーズンの飼育でも、
萎れた餌が多くて幼虫が具合悪そうだったり
(この幼虫は蛹にはなりましたが遂に羽化しませんでした)していたので、
夏はもっと厳しいことが予想されました。
だから夏の飼育は無理だと思って、手を出さないようにしていたんです。
でもアシナガバチのしつこさは異常でしたからねー。
緊急事態と判断しました。
蜂に目をつけられた場所の2匹を室内に入れて、
蜂が探していた場所から遠い位置にいた2匹は室外に残存です。
室内に入れた2匹がダメになったとしても、
数が減ることで室外の捕食圧が減る可能性が高いので、
無駄ではないと自分に言い聞かせつつ。。。
この猛暑で、蜂も引きこもって休んでくれるかなと期待したんですが、
甘かったですーー;。
hanexさんの昆虫シリーズですが
富士山にみられるような哀愁を併せ持つ作品に見えます。
もうすぐしたら、
激しい蝉の鳴き声もぴたりと
なくなるんじゃないかと
なぜかそんな季節的な寂しさを感じてしまいました.。o○
おお、mjs2000さん、よく見抜いて下さいましたね゚∀゚!
この写真、昆虫を撮ろうとしたものじゃなくて、
元々は夕焼けを撮ろうとしたものだったんですよー゚∀゚。
ここのところ、いい色の夕焼けが続いていたんですけど、
「家の近くじゃ絵にならないなあ」と諦めていたんです。
でも、この色は最近の熱暑のせいもあるんじゃないかと思ったら、
夏の夕焼けの情感で撮りたくなってしまって、
夕焼けを背景に花をストロボで撮るのなら、住宅街でも可能だなと。
そうして実はオニユリを、この撮り方で撮ってたんですよ。
そうするうちにふと思い当たったのが、この幼虫。
日が暮れるとお食事タイムなのが分かっていたので、
幼虫の位置次第では、夕焼けに合わせることができるんじゃないかと思ったんです。
昆虫シリーズとしては、別に、
この幼虫たちもいくらか撮っていたりします。
今年は孵化の瞬間も撮れました。
だけど、撮影した翌日には姿を消していて、
犯人らしい蟻たちが第二第三の幼虫を探し回っていたという。
どうせ撮ってもすぐに死ぬんだろうなと思うと、
最近は、観察するばかりで撮ることも少なくなっていました。
この個体も、葉の間にくるまれて顔を出したりしていたのが、
めっちゃ可愛かったのに、写真に撮らなかったんですよね。
久しぶりに撮った幼虫でした。
被写体としてはオニユリのほうが嫌われないだろうと思いつつ、
そういうモヤモヤした命の哀しみが出せた気がしたこちらを、
投稿させていただいた次第です。
とても嬉しいです。
いつもありがとうございます^▽^