翅を育てよう
前の写真の5分後です。
デカかった腹の血液を注いで、翅を伸ばすことに成功したようです。
伸びたばかりの翅は、御覧の通りのへろへろなので、まだ飛べません。
飛ぼうとしてもいけません。
そよ風が吹くだけで、このように、
翅が手前―曲がってはいけない方向―にめくれそうになるのを、
姿勢を変えたり翅を動かしたりして是正する蝶。
メタボだった腹もスッキリして♂だということもハッキリしてきました。
・・・実は「不遇」と呼んでいた個体でした。
まだ小さな幼虫だった頃に、近所に食欲旺盛な姉さん幼虫が3匹押し寄せて来て、
小さな子でも食べられる柔らかな若葉を全部食べられてしまったり、
あっちへ行け扱いをされて、いつも隅っこにいたから。
あまりに成長が芳しくなかったので、
若葉がある別の枝に洗濯ネットで個室を作って移動させてやったら
大きくは成って来たのですが、
アオスジアゲハの幼虫とは思えないほど細長い痩せた幼虫に成長したりして
大丈夫かと心配していた個体だったのです。
ごらんのとおり正常な成蝶(♂)になれたようです。
まだ翅は固まっていませんし、伸びきってもいませんが、
この様子なら何とか大丈夫そうですね。
この後、自動撮影をしかけて外出し、
4時間後に戻ってきたら、まだ、同じ場所で同じ姿勢で翅を干していました。
翅も十分伸びていたので遠慮配慮なしにカメラを向けたら逃げられてしまって、
「飛べた、ということだからよかった」と自分に言い聞かせていたら、
少しして、
高い空を飛んで来て私の頭上で旋回して去って行くアオスジアゲハが一匹。
世話をした人の頭上で旋回する行動は耳にしていましたが私は初体験でした。
何者だったのかと確認しに来ただけだと思いながらも、
ちょっと嬉しい驚きでした^^。
タグ
Exif情報
- メーカー: OLYMPUS CORPORATION
- モデル: TG-5
- 撮影日: 2023/08/26 09:50:31
- 焦点距離: 10mm
- ISO感度: 800
- 絞り値: f/3.5
- 光源: 不明
- 露出時間: 1/125 秒
- 露出プログラム: creative プログラム
- 露光補正値: -0.7
- ホワイト・バランス: 自動
- 測光方式: 分割測光
- フラッシュ: ストロボ発光せず、強制非発光モード
- 撮影シーン・タイプ: 標準






























コメント
hanexさん、素晴らしい!
蝶でも人の恩が解るのですね!
素敵なお話しありがとう!
ジャック山本さん、ありがとうございます。
長たらしい本文を読んで楽しんで頂けたようで、
嬉しいです^▽^。
蝶は幼虫時代のことを覚えているという実験結果を出した方がおられて
これには大いに頷いた私です。
ただ、幼虫時代の視力は「ぼやっとした影が分かる程度」しかないので、
私のことを識別していた可能性は、まず無いのですよね。
でも蝶になれば人間を上回る視力となります。
本当は何を見に来たのか或いは何をしに来たのか。
は分かりませんが、
「上空旋回行動」を「挨拶」等と思いたい気持ちは
世話した人間には起こりがちなんだということですね^^;
私は必ず人の恩は通じていると思いますよ。犬や鳩も人間と長い付き合いの歴史があり,人間を信用する様になったのですから…。
ジャック山本さん、前の写真に再度の暖かいコメントをありがとうございます^^;
少なくとも、この個体は、私の「世話/恩」に気付いていないはずなんですよね。
気付かれるとストレスを与えることになるので、
「若葉のある個室への引っ越し」は、
この子が眠っている間にこっそり実施しましたし、
羽化直前を見計らって洗濯ネットを外すようにしているので、
自分が洗濯ネットに保護されていたのも分からないはずです。
この子が恩知らずなんじゃなくて、知ることができなかったはず。なんです。
でも、そうですね、
見誤って直前に洗濯ネットを外し損ねた♀が一匹いたんですよ。
ネットに手を入れて手乗りにさせて放蝶、ということになってしまいました。
放蝶した後は慌てて逃げるように飛んで行ったので、
この子は戻ってこないだろうなと思っていました。
ところが。数日して、この子と思われる♀が来て、
目の前で産卵して行ったんですよね。
そっとしてやろうと思って私が陰に移動すると、付いてきて、
わざわざ私の目の前に産み付けに来るかのようでした。
しかも、合計7個も産んで行ったんです。
保護されていたことを理解して、
私に子供たちを託しに来たのかと感じないではいられませんでした。
人間からみれば「ついこの間放蝶した」ばかりなのに
この子の生涯はもう終わりなのか。と感じてしまいましたね。
そして「託されたのだとしても、もう疲れたから面倒見切れないよ」とも。
最低限のガードだけ施していたところ、
卵のうちに死んだのが2匹、小さな幼虫のうちに食われたのが4匹。
ラスト1匹になってしまって流石に私も
「育てたあの子にせっかく託されたのに><」と心が痛み、
その一匹だけは洗濯ネットに入れて保護。今に至ります。
私に限らず、蝶を保護する方は結構な数いらっしゃるので、
それによって蝶の行動が変わったとしたら良いですよね^^
卵を託しに来るなんて信用されてる証拠じゃないですか!それにしても子育て大変そうですね、ご自愛ください。犬の様に一緒にお散歩する様になったら面白いですね。
ジャック山本さん、再三の暖かいコメントをありがとうございます^^;
これで、保護されていたと推測&理解できるなら
人間より高知能だということになるので、
ほんとは多分偶然なんだとは思うんですけどね^^;
アオスジアゲハは高速で広い場所をアクロバッティックに飛びたがる蝶なので
蝶になったら飼育は不可能だと言われています。
>犬の様に一緒にお散歩する
は、人間が高速でしかもアクロバッティックに
自在に空を飛び回れるようになるまで無理ですね^^;
羽化に失敗して飛べない蝶を、給餌して飼育している方は
おられます。
それこそ、公園に連れて行って蜜を吸わせたりして
「一緒にお散歩」ですが、
極めて大変な上に悲しいお世話です。
私がこれまで育てた蝶に羽化失敗がなく、全員無事に旅立ってくれたことに
感謝しないではいられません。
了解しました!ありがとうございます!勝手な事言って申し訳無いです。