全力で踏ん張れ
前の写真の1分10秒後です。
蛹から上半身を引き出した蝶は、
じたばたしながら、斜め上の葉に前足をかけ中足をかけして、よじ登り、
葉からぶら下がることに成功しました。
(蝶の下半身の向こうで暈けているのが、蛹殻の付いていた葉っぱと蛹殻です)
・・・ここからが蝶にとっては、文字通りの「踏ん張り」時。
通常の姿に比べて翅が小さいだけではなく
お腹が大きいことに、お気づきでしょうか。
細くか弱い肢で、ずっしり重いお腹を支えるだけでも大変そうですが、
それだけではありません。
ここで踏ん張って、
このデカ腹に貯めた血液を翅に流しこむことによって、
翅を伸ばさなくてはならないのです。
・・・ここで踏ん張ることに失敗して翅が伸びないこの姿のままになってしまう
羽化不全のケースも実際にあるようです。
最も多い羽化不全は、肢を滑らせたり風に吹かれたりして、
地面に落ちてしまうケース。
蛹の殻にひびが入った後、殻から出られなかったケースも結構あるそうです。
その場合、蛹の中で翅はくしゃくしゃで固まり全身糞まみれとなり・・・。
人が手助けをしても、早いうちに余程上手に助けるのでない限り
予後はよろしくないそうなのです。
・・・「自然の神秘」などと簡単に言われる羽化ですが、
本人の努力も必要だしリスクも大きい営みなのですよね。
・・・だから、見ている側はハラハラします。
無事に綺麗な蝶になれるでしょうか?
(口吻が伸びているのは、
羽化したてでは2本に割れているのを1本にまとめようとしているから。
同時にやらなくてはならない重要作業が多いのです)
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Exif情報
- メーカー: OLYMPUS CORPORATION
- モデル: TG-5
- 撮影日: 2023/08/26 09:45:38
- 焦点距離: 10mm
- ISO感度: 800
- 絞り値: f/3.5
- 光源: 不明
- 露出時間: 1/160 秒
- 露出プログラム: creative プログラム
- 露光補正値: -0.7
- ホワイト・バランス: 自動
- 測光方式: 分割測光
- フラッシュ: ストロボ発光せず、強制非発光モード
- 撮影シーン・タイプ: 標準


























コメント
凄い!昆虫博士ですね!
ジャック山本さん、過分な御言葉をありがとうございます^^;
今年の夏は例年より多く「保護」してしまったために、
仕事以外のほとんどの時間を蝶に費やしてしまった感があり、
撮った写真も95%ぐらいがアオスジアゲハの、それも幼虫だったりします。
しかも大抵が成長や体調、食料具合を確認する目的の写真なので、
投稿しようとすると、投稿に適しているのかと迷うものばかり。
たとえば、この子についても、いろんな心配や特徴があったのですけれど、
個人的にはレアかつ最も重要だと思っている
「アオスジアゲハの幼虫とは思えない程痩せていた写真」
を投稿したとしても、
分かって下さる方は稀でしょうし、そもそも興味を持ってもいただけないだろうとーー;
羽化のこういうシーンなら、興味を持っていただける方もおられるかと
選んでみた次第です。
少しでも楽しんで頂けたなら嬉しいです^▽^
凄い!努力の天才です!
ジャック山本さん、またまた過分な御言葉をありがとうございます^^;
努力というよりペットを死なせたくない人の気持ちですかね。
ここは写真サイトなので、写真方向で努力できればよかったのですが^^;
努力といえば、最近、夜はログインすらできなかったりして
拍手するのにもコメントを返すのにも
結構な工夫と努力が必要なことが多くて、勤め人にはきついですね。
(今日はまだ大丈夫かな?)
全くその通り!同感です!
昆虫愛ありきの努力と探求心なのですね。素晴らしい!