もしかして産卵警護?
連結産卵を行う近縁のギンヤンマと違って、
クロスジギンヤンマは、雌の単独産卵です。
雄は交尾が終わると、他の雌を求めて飛んでいくのです。
小さな池の草葉に隠れて、腰まで水に浸かって水中の草本に産卵しているらしい彼女を、
パトロールに来た雄が発見!
やっと、雄と雌の絡みが撮れるぞと思った・・・のですが、
全然絡みません。
一番接近した瞬間を撮ったのが、この写真なのです。
雄は雌の周囲をぐるぐる回ったり、池に来たほかのトンボを追い払ったりするだけ。
どこかで見た行動。まるで産卵警護じゃないですか。
ひょっとしたら、この雌雄は交尾直後なのかもしれないーと思いました。
ここは、この辺りで唯一の池なので、大いにありうる話です。
もし自分が交尾した直後の雌をさらって交尾をしてしまったら、
交尾→雌が産卵に行く→交尾→の無限ループになってしまって、
自分の子供を産む機会を奪うだけになってしまうわけですから、
交尾直後の雌には手を出さずに見守るのが合理的な行動になりますよね。
産卵警護を聞いたこともないクロスジギンヤンマでも、
交尾直後の相手しか縄張りにいない場合は産卵警護的な行動になる、ということなのか。
ならば、雄はちゃんと相手のことを覚えていて、そのへんのことも分かっている
ということになるわけで、お見それしましたと、
思ったことでした^^;
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Exif情報
- メーカー: SONY
- モデル: DSC-RX100M6
- 撮影日: 2021/05/15 12:37:46
- 焦点距離: 72mm
- ISO感度: 2500
- 絞り値: f/4.5
- 光源: 不明
- 露出時間: 1/1600 秒
- 露出プログラム: シャッター優先
- 露光補正値: -0.7
- ホワイト・バランス: 自動
- 測光方式: スポット
- フラッシュ: ストロボ発光せず、強制非発光モード
- 撮影シーン・タイプ: 標準





































コメント
ご説の通り産卵警護と思われます。
画面右下の産卵中の雌が確認できます。
雄の行動も、種継続の大事な行動ですね。
高度に成長した現在の環境の変化の中、いじらしい昆虫の営み
印象に深く残ります。
警護の クロスジギンヤンマ殿との正面での対面。
その画像に加えて蘊蓄ある推測と行動経過のお話・・・。
流石の hanex さんです。
すっかり、私もその場に吸い込まれ、 hanex さんと一緒に
右の姫嬢を気にしつつクロスジギンヤンマ殿を追いかけてしまいました。
十分に楽しませて頂きありがとうございました。
わあ、S.Kさん、楽しんでいただけましたか゚▽゚。
大変嬉しい御言葉をありがとうございます^▽^ノ。
クロスジギンヤンマ殿は素早いうえに結構動きが不規則なので
飛翔をとらえるだけでも私には難しかったりするのですが、
私は飛翔が撮りたいわけじゃなくて、行動が撮りたいんですよね。
殿がこの池に来て盛んに草葉の間とかを探し回るのは彼女を見つけるため!
それが分っていたので、雌雄が一緒のところを撮りたいと、
ずっと思っていたんですよ。
雌が単独で来て産卵するところも何回か撮ったことがあるんですけど、
雌は、雄に見つかったら産卵を中断されてしまうからでしょう、
なるべく陰に隠れてこっそり産卵しようとするばかりで、
他と絡みそうもなければ、単独でその「こっそり」加減を狙うのも難しくて。。。
この写真の姫が葉にぴったり貼りついているのも、
雄が来たのが分って、見つかるまいとした行動のように見えていました。
結局はこうして見つかって、それでもこれ以上は逃げなかったのは、
「夫」だということが分かったからかもしれないと、
そういうことも思いました。
確かなことが分からなくて、
こんな推測だらけだったりするんですけども、
それを含めて楽しんでいただけたとは、冥利に尽きますよー^^ノ。
いつもありがとうございます^^ノ
helmetさん、ありがとうございます^▽^。
以前、helmetさんにコメントをいただいたホバリング写真で、
子供たちの捕虫網包囲軍に囲まれて小さな池の真ん中で彼がホバっていた時、
こんな小さな池で捕虫網に囲まれている状態で
彼女との出会いだの何だのって、やってる余裕はないだろうに、
なんで逃げないでホバってるのかなと思ってたんですよね。
でも、仰る通り、大事な行動ですし、
この池にもし彼女が産卵しに来ていたとしたら、
彼女を守る必要も出てきますよね。
あのホバリングには、
目立つところでホバって陽動する意図もあったのかもしれないと、
今回の行動を撮って初めて思い当たりました。
いじらしいですよね。
ありがとうございます^^