百年千年の時間 ― 赤と緑の時間その5
鎌倉・室町時代中心の埋葬・供養施設だったと考えられている遺構、まんだら堂やぐら群。
埋葬されているのがどこの誰なのかは不明なままですが、
多くが、戦と疫病の犠牲者であることは、当時の世相から推測できます。
・・・どんなに泣かれても一度も目覚めることのなかったあなた方を包むように、
百年も千年も繰り返されてきた、赤と緑の時間。
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Exif情報
- メーカー: CASIO COMPUTER CO.,LTD.
- モデル: EX-ZR500
- 撮影日: 2020/12/06 15:55:29
- 焦点距離: 29mm
- ISO感度: 800
- 絞り値: f/5.8
- 露出時間: 1/160 秒
- 露出プログラム: ノーマル
- 露光補正値: -0.7
- ホワイト・バランス: マニュアル
- 測光方式: 分割測光
- フラッシュ: ストロボ発光せず、強制非発光モード
- 撮影シーン・タイプ: 標準





































コメント
こういう遺構には人々の悲しみや
歴史が積もっているのでしょうね。
戦と疫病の犠牲者ですか・・・。
痛みと重みを感じます。
ふっと、芭蕉の句「夏草や 兵どもが 夢の跡」が
浮かんできました。
おお、KUSAMAKURAさん、ありがとうございます^▽^。
誰がどういう経緯でここに供養されることになったのか、
殆ど分かっていないんですよねえ。
それが、この場所の無常感を強めている気がします。
「名のある人が処刑されたらしい場所」もあるようですが、
その人の名前も分かっていないのです。
何しろ、骨すら残らない昔のことですからねえ。
「やぐら」自体は鎌倉の諸々の寺院に多々あって、
そこに葬られているのは足利尊氏とかの武士だったり僧侶だったりするので、
ここに葬られているのも
そういう上級の武士や僧侶ではないか、とは言われています。
まんだら堂の無名のこのやぐら群は、名の残るそういう個々人のやぐらとは違って
無名の、裕福な商人たちが多いのではないか。
とも言われています。
全部、推測。
鎌倉時代の平均寿命は24歳ぐらい。
鎌倉時代の別の墓地遺跡から出土した、風化を免れた人骨を分析した結果です。
今年は何を見ても、コロナのことが頭から離れないでいるんですけど、
そんな眼でこのやぐら群を見たら、
鎌倉時代は現代より遥かに若くして亡くなる人が多くて、
戦と疫病も多かったんだと思い至った次第です。
若い死で、死因が戦や疫病であれば、周りの嘆きも一層激しかっただろう、とも。
ここは紅葉が似合うと思って毎年撮り続け、
やっと今年、投稿することができました。
痛みと重み、感じて頂けて、とても嬉しいです。
いつもありがとうございます^▽^