羽化の兆候Step1(蛹が色づくまで)
【アオスジアゲハの羽化:その1】
家の樹木で羽化したアオスジアゲハに続いて、
室内で越冬させていたアオスジアゲハの蛹にも、羽化の兆候が現れました!
・・・蝶の羽化の兆候は、蝶の翅色と模様が、蛹の表皮を通して見えてくることで、
アオスジアゲハの場合は、黒いボディに青緑の筋が見えてくるのです。
今回は、全身緑だった蛹が、どのようにそこまで変わってゆくのか、
詳細に追ってみることにしました。蛹の質感にも御注目ください。・・・
(なお、蛹の前面にある灰色のビニールのようなものは、
この個体本人が、蛹になる時に張り巡らせた糸の網です。
羽化失敗の起こりやすい、飼育ケースの壁で蛹になってしまったのを、
糸ごと剥がしてダンボールに移動して、ガムテープで止めています。)
羽化9日前:昨年の9月に蛹になってから、ずっとこの綺麗な緑の姿でした。
触ると冷たくて固いゴワゴワの感触です。
羽化4.5日前:蛹の上端が少し変色してきました。蝶の目が作られてきた・・・のか?
羽化1.5日前:綺麗な緑ではなくなって、
「どこかおかしい。死んでしまったのか」と心配になりました。
これこそが、羽化の兆候が現れる前触れなのでした。
羽化13時間前:色づくのは上の方・腹側の方からで、
その最初の段階で既に「青筋」ができていることが分ります。
5/13のことでした。金曜日の夜でしたので、徹夜で観察することにしました。
(・・本当は、徹夜する気はなかったのに、興奮して眠れなかったのです^^;)
羽化8時間前:色の変化が全身に及んできました。
右端の「角」の部分の質感にも御注目ください。
一見羽化に関係がなさそうな「角」の部分が、
だんだん薄くなってきています。
こんな部分まで含めた、蛹の外殻全体が、蝶の体に変化しているのですね。
羽化3時間前:遂に全身真っ黒です。
それだけではありません。
蛹の体型が崩れてお尻が垂れ下がってきました。
重そうです。
中身が重くなったはずはないので、
これは、蛹の皮膚が薄くなって、
中身を支えきれなくなってきていることを意味します。
右端の「角」の部分も、薄くなって透けかかっていますよね。
もう、この状態では長くは耐えられないでしょう。待ったなし!です。
・・・ここから、羽化の兆候は第2段階に進みます。
次回は、その第2段階の進行を見ていただく予定です。
・・・今回のシリーズは、ここから後数時間の出来事を、
12枚から20枚程度にまとめて、お見せしたいと思っています。
撮影は5/14に終わったのに、
作業の遅い私のことで、
この一枚を準備するだけで10日以上かかってしまいましたーー;
遅々とした進行になるかと思いますが、
なにとぞお付き合いのほどをm(__)m
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Exif情報
- メーカー: CASIO COMPUTER CO.,LTD.
- モデル: EX-ZR500
- 撮影日: 2016/05/05 14:53:53
- 焦点距離: 6mm
- ISO感度: 400
- 絞り値: f/3.9
- 光源: 不明
- 露出時間: 1/50 秒
- 露出プログラム: ノーマル
- ホワイト・バランス: 自動
- 測光方式: 分割測光
- フラッシュ: ストロボ発光せず、強制非発光モード
- 撮影シーン・タイプ: 標準






















コメント
アオスジアゲハは、私の作品にも登場しました底の浅くなった池のある広大な
自然公園(昆虫、野鳥、植物が豊富です)でもよく見かけます。
蝶には珍しく翅を閉じて止まるんですよね。愛着があります。
その羽化の兆候の詳細をお見せいただくのですね。
かなりの長編のようですので、心して、勿論期待ワクワクで
拝見、拝読させていただきます。
とても楽しみです。
hanexさんの観察日記風の作品がまた始まるのですね
前回も細かい描写と説明に、無知な私も大変勉強になりました。
今回も長編という事なので楽しみにしています。
KUSAMAKURAさん、KUSAMAKURAさんのアオスジアゲハ、
印象に残ってますよー。
(確認しようとしたんですが探せなくて、記憶でものを言っていますがーー;)。
あの、薔薇のアーチの公園だったんですね。
とても嬉しい御言葉をありがとうございます^▽^。
先日、長年の悲願であった、アオスジアゲハの羽化に成功したばかりで、
今回は、とうとう、その羽化の瞬間にまで立ち会うことができました。
初の越冬蛹の世話で、実に8ヶ月にも及ぼうかという観察の成果です。
羽化の兆候は、羽化の数時間前にならなくては現れない、というので、
4月に入ってからは朝晩確認しなくてはならず、
予定がまるでたてられない状態でした。
だからもう、「ついについに!」ということで、
ワクワクしすぎて眠れないほどだったりした、その一方で、、
「これだけの結果(しか得られなかった)か」というションボリ感も、
実は、ありました^^;。
今年は、この羽化が撮れそうだったので、
ほかのシリーズを始めないようにして席をあけていたわけですが、
それだけの内容なんだろうかと。
今回は特に紆余曲折も驚きの発見もなく、
普通の羽化の過程を、ただ丁寧に追ったという結果に終わってしまったのです。
蝶の安全無事を最優先した成果が出た、といえるのかもしれなくて、
無事これ名馬、無事サイコー。なんですけどね^^;
そうでなくてもマニアックなジャンルなのに、
こんな内容で長丁場にしてしまったら、
果たして興味を持って見て下さる方が、何人おられるだろうか><。
心配でした。
せめて、なるべくコンパクトにまとめて密度をあげよう、
羽化の兆候は1枚ですませようと思って頑張ってみたものの、
1枚にまとめることも成らず><。
せっかくの御期待を裏切ることになりそうで不安な一方で、
御期待をいただいたことで、頑張る気力が湧きおこってもきました!
平凡な羽化とはいえ、
見るたびに進む変化に、眠れないほど興奮したことも事実です。
私自身の感じたワクワクを、少しでもお伝えできるように頑張ってみます!
何時も力強い御言葉、勇気と気力のもとを、ありがとうございます^▽^ノ!
もーてんさん、観察日記風・・・というか、観察日記そのものですね、
お恥ずかしいです^o^;
たかが観察日記・・・なんですが、
事実をなるべく正確に記録しておけば、
いつか誰かが、事実をつなぎ合わせて何かを発見してくれるかもしれない・・・
そんな希望が、私のこういう「資料作り」の原動力の一つになっているみたいです。
その「誰か」の中には未来の私自身も含まれていて、
撮影を繰り返すたびに、知見が増えてゆけば良いなあ。
というわけです^^。
絵としての美しさや表現性を第一とした写真とは異なる方向性で、
テーマもマニアック。
大変に心もとない旅立ちでした。
そこへ、もーてんさんの御言葉!
真っ向から関心を持って下さって、大変に嬉しく心強いです。
ありがとうございます^▽^ノ
自然の摂理って、本当に!手抜かりが無いですね、ちゃんと(安全帯)が落下防止に役立っていますね。なのに先日同僚が、脚立の上部から落下し後頭部に裂傷を負い救急車で運ばれました。食物連鎖の頂点に君臨する人間の何と愚かな醜態・・・・・・・・・(蝶の様に舞い蜂のように、刺す!)疲れるわっ~~ ほうば餅が、頭を過りました!(笑)。
Kennyさん、蛍光灯を取り替えるだけでもヒヤリハット、そして事故、
結構多いですよね。
翅も無く高所慣れもしていない者は、高所を甘く見るなってことですかね。
同僚さん、お大事に><。
越冬蝶なので、7ヶ月以上も持ちこたえる安全帯ですよー。
飼育ケースの壁から蛹を剥がして移動させた時に気づきましたが、
壁に張り巡らされたネットが、また、えらい広大な範囲なんですよ。
念には念を入れる、これが正しい生き物の知恵なんですねーー;
だけど、そこに人間が登場して、
プラスティックやガラスなんぞという、足の滑りやすい蝶の知らない物質を
自然界に持ち込んだり、
そういう物質の内部で幼虫を飼ったりするので、
蝶の場合にも、思わぬ事故が増えていると思われます。
この個体も、事故が起きやすいプラケースで蛹になってしまい、
私が、蛹を剥がして移動することになったので、
自然の状態ではなくなってしまいました。
この個体が蛹を設営した場所の凹凸や蛹の角度、安全帯の張り方などを、
なるべく忠実に再現させようとしたものの、
上手くいくかどうか、ヒヤヒヤものでした。
羽化にはぜひ立ち会いたい。と思ったのは、実はこの不安もあったので、
上手くいって、本当に良かったです^^;
瑠璃に続く第2弾 昆虫の誕生記録 事細やかな説明 これって論文ですね またまた楽しみです。
おお、helmetさん、私は美や表現性を追求する写真も好きではあるのですが、
昆虫に関しては、美や表現性を追求するだけでは耐えられない、というか、
そんな趣味趣向が今回も炸裂したシリーズになってしまいました^o^;。
helmetさんに関心を持っていただけて、大変嬉しく心強いです^▽^。
今回は、一番期待した「個性」エピソード的な収穫もなく、
事前調査で予想された通りの、
ごく普通の羽化を後追いでなぞるような記録になってしまいました。
それでも、
幸い、見たいと思っていたポイントは大体押さえることができたので、
なるべく分りやすく、お見せできたらと思っています。
そして、私自身は初めて経験する、初めて見ることばかりではあって、
撮りながら随分興奮し感動したことも確かではあるので、
その興奮と感動を、少しでもお伝え出来たらいいなあと^^。
頑張ります。ありがとうございます^▽^