光と風が呼んでいる
この写真は私が会社に向かった後のもの、無人撮影によるものです(2016/04/19)。
かんじんの蝶(左下で葉の裏に逆さに立っています)がひどくピン暈けしているので、
本来お見せできるようなしろものではないと思います^^;
でも、自分では感動したのと、
蝶の見つめる先にピンが合っているのはアリかも。とも思えてきたので、
昨年、この蛹を応援して下さった方々への御報告も兼ねて、
投稿させていただいた次第です。
こんなお粗末な御報告で、申し訳ありません^^;
何しろ・・・ピンが合わない以前の、本当は問題で、
葉被りせずに蛹を写せる良い置き場所が見つからないまま、
咄嗟に枝葉の上に乗せてセットしていったので、
帰ってみたらカメラが地面に落ちていたほどです。
(幸い、道路や石の上でなく、枯葉の堆積に落ちてくれていたので壊れずにすみました)。
・・・無人撮影が見せてくれたことは・・・
私が去って約1時間後の8:45頃、蛹の斜め上に、
ぐにゃりとした黒い影が躍り上がりました。
影は次第に大きくなり形を整えながら、蛹の隣に移動して行きます。
そこで風に揺られながら、1時間2時間。
11時頃、葉の間から突如眩い光が差し込んで蝶の姿を光芒で覆いました。
光芒が消えて光が落ち着いてくると、蝶の輪郭が光に浮かび上がり始めました。
その時の一枚が、この写真です。
・・・この後の2枚にはまだ蝶の姿は映っていますが、
3枚目では姿を消していたのでした。
・・・人が誰も見ていない場所での自然な羽化は、
思っていた以上に気持ち良さそうでした。
そして、何より、蝶が羽化不全もなく天敵に襲われることもなく
旅立って行けたと分ったこと。
私の個人的な「感動」は、写真的な感動というより、
ペットの飼い主的な感動か、生態観察者としての感動なのだと思います。
だけど、カメラがくれた感動には違いありません。
無人撮影で、こんな感動を味わえることがあるのかと思った、新鮮な経験でした。
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Exif情報
- メーカー: CASIO COMPUTER CO., LTD.
- モデル: EX-FR10
- 撮影日: 2015/04/20 11:16:08
- 焦点距離: 3mm
- ISO感度: 100
- 絞り値: f/2.8
- 光源: 不明
- 露出時間: 10/10000 秒
- 露出プログラム: ノーマル
- ホワイト・バランス: 自動
- 測光方式: マルチスポット
- フラッシュ: ストロボ発光せず
- 撮影シーン・タイプ: 標準


















コメント
感動的で素晴らしい観察記録、いや貴重な生態記録ですね。
確かに、ピント、構図、露出の三拍子が写真撮影の基本だと思いますが、
決して撮影環境が良いとはいえない自然の中での生態写真は必ず
最低一つは犠牲になります(嫌というほど経験しております)。
貴重なのはその生き物の行動や神秘的な生態を記録し、
発見することでしょう。
hanexさんのアオスジアゲハの二作品、新鮮な思いで拝見しました。
昆虫の羽化の経過は何よりも神秘的で感動的であります。
それを自らの手で演出し、実践させたそのことがまた
私には一層感動的でもあります。
それにしても無人撮影という仕掛けがまた凄いです!
KUSAMAKURAさん、ありがとうございます!
生態観察の魅力・関心、共感していただけて大変嬉しいです´▽`*。
アオスジアゲハの羽化の兆候は、ぜひ一度見てみたい撮ってみたいと
思っていた一つでした。
飼育個体でも見られたら嬉しかっただろうその姿を、自然状態で撮れるとは!
更に、羽化の後、飛び立つまでの姿を、自然状態で一部始終追えるとは!
でしたよ~´▽`*
捕食されたり寄生されたりばかりだった我が家のアオスジアゲハたち。
悲願の羽化成功第一号でもありました。
自然状態での羽化成功は、後にも先にもこれっきりのような気がしました。
枝葉被りせずカメラを置ける良い場所そのものが見つからない状態で、
ちょっと風が吹けば落ちそうな枝葉の上にカメラをぐらぐらと乗せても、
画面の隅に蛹が収まるかどうか。
モニターは解像も悪くて、蛹が画面に入っているかどうかも確認できず。
そんな状態でしたが、
もう、カメラが壊れるリスクを冒しても、
ぼやっとしたシルエットでいいから何かが映る、そんな可能性に
賭けてしまったんです^^。
だから、このピンボケでも、私としては予想以上の嬉しい驚きで、
何より、本当に無事に羽化した、元気に旅立ったらしい、ということ、
その時の気持ちまで覗けたような気持ちを味わえたこと。
そういうことだと思うのですが、
何ともいえない複雑な感動にみまわれたんです。
多分は私の個人的なものでしかないと思われた、この感動、
少しでもお伝え出来ていたなら、至上の喜びです´▽`。
無人撮影は、私が家にいない時のルリタテハ観察に使ったことに続いて、
今回で2回目、ということになります。
投稿できるような絵が撮れるようなものではないと思っていましたが、
それは私が使いこなせていないだけじゃないかと、今回感じもしました。
無人撮影も、無人撮影特有の難しさがあって、人が計算して演出して初めて絵にできる、
「人による撮影」の一つだったんですね。
そんなことにも、今回初めて気づきました^^;