蜜柑は要らんかね
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蜜柑は要らんかね

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【冬に生まれた瑠璃:その20】
「のん気ちゃん」と「冒険家」の放蝶が終わったので、
次は3番目に羽化した「期待に応えるサバイバー」さんです。 

この個体は、私が手を伸ばすと口吻を伸ばしてガラス戸をまさぐり始めたので、
どうやら、人間の手の近くには餌があるということを
学習してしまった模様ーー; 
にも関わらず、私の手には、乗ってくれないのでした。
それじゃあと思って、ゼリーを近づけましたが、無視。
代白柿。これも、無視。
蜜柑。ぎゅうっと汁を絞り出してみました。
蜜柑蜜柑。蜜柑は要らんかね。蜜柑甘いよ美味しいよ。 

やっとのこと、翅をすぼめて遠回りするように近づきながら、
口吻だけをそろそろと伸ばしてきました。
この用心深さ!
幼虫時代は常に葉の下に身を隠し、成蝶になれば、この警戒心。
これですよ、これ。野生の生き物は、こうでなくちゃいけません!
この個体ならきっと、外でも立派に生き抜いてゆけるでしょう! 
そう思えて好ましく、嬉しくなるような用心深さなのでした。
 
・・・ところが、口吻を蜜柑にさして少し・・・
味をみる程度に吸っただけで蝶は背を向けて、
口吻もくるくる巻いて収納してしまいました。 
木曜から2日間も経っているのだから、空腹なんじゃないのか?
「冒険家」の食事時間が長かっただけに、私は困惑しました。
(続きます。)

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Exif情報

  • メーカー: CASIO COMPUTER CO.,LTD.
  • モデル: EX-ZR500
  • 撮影日: 2015/12/19 12:37:27
  • 焦点距離: 6mm
  • ISO感度: 80
  • 絞り値: f/3.9
  • 光源: 不明
  • 露出時間: 1/640 秒
  • 露出プログラム: ノーマル
  • 露光補正値: -0.3
  • ホワイト・バランス: 自動
  • 測光方式: 分割測光
  • フラッシュ: ストロボ発光、強制発光モード
  • 撮影シーン・タイプ: 標準
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投稿者

コメント

  1. こちらの個体はこれから青みが深くなるのでしょうか、
    やや渋みを感じますが、とても美しい姿でいらっしゃる!

    「期待に応えるサバイバー」さんは慎重派ですか。
    一方で「冒険家」は、活動的。
    そして蝶は活動的である程寿命は短くなる、ですね。

    天敵だらけの世界は、サバイバーさんのように警戒心が強く
    慎重派の方が確かに生き残る確率は高そうですね。
    冒険家さんは目立つし、危険な場所にも顔を出しそうです。

    生き残るって厳しいですね。
    そんな小さな生態を、蝶の性格を通して看破するのは
    やはりこういう実証研究の成果なのでしょうね。
    しかもキャプションがとてもリアルで惹き込まれます。

    それにしても現役で超多忙なhanexさんの奮闘ぶりには
    驚きました。
    クライマックスを迎え、どうぞご自愛なさってください。

  2. 貪欲に食べるかと思いきや 味覚好みも変遷していく 人間の感情ものさしでは 長すぎるのですね せめて手の上に止まってくれたらあぁ~無情 (*´∀`*)

  3. KUSAMAKURAさん、温かい御言葉、そして嬉しい御言葉の数々、
    何時もありがとうございます^▽^。

    時間がなくて青息吐息になってしまうのは・・・、
    これは休日であってもしょっちゅうなので、
    私の要領が余程悪くて文章を書くのが遅いのか、
    優柔不断で写真の選定や判断が遅いのか。
    きっと、その両方なんでしょうね^▽^;。

    連作は見るのも作るのも考えるのも好きなので、
    楽しいことは間違いないのです!
    つまりは時間が幾らあっても足りない、ということだと今、気づきました。
    弱音を吐いてしまって済みません。
    でも弱音を吐けて、ちょっとスッキリしました。ありがとうございます^^;

    今回の個体が青く見えないのは、光の加減だと思います^^;
    本当は、夏の暑い日ざしをいっぱいに浴びてこその青さなんでしょうね。
    暗い室内では、元々ロクに色が出ないということが、
    前年の飼育経験から分っていたので、
    今回の飼育ではフラッシュを炊いて、色を出そうとして、
    やっと、この色だったりします。

    そもそも本当は、翅を閉じている時のほうが多くて、
    この個体が蜜柑に近づく時の写真も、表翅が撮れたのは、この1枚だけでした。
    前回の「冒険家」の1枚だけなんですよ、青が出せたのは。面目ないです^^;

    翅の美しさでいったら、実はこの個体が一番じゃないかと私も思っています^^。
    「冒険家」と「期待に応えるサバイバー」、
    それぞれの個性を分って下さって覚えていて下さって、
    とっても嬉しいです^▽^。
    「普遍的な生態」よりも、
    「個々の個体の一度きりの生の、個性的な生態」を撮りたい見たいと、
    思ってきた私としては、この蝶たちの個性、最高に嬉しい出会いでした´▽`

  4. helmetさん、御安心を^∀^。
    次回をちょっと披露してしまいますが、
    この警戒ぶりが、淋しいけれども嬉しいと思っていたら、
    蜜柑を安全に飲むことができて、ちょっと警戒をといてくれたのか、
    この後、手に乗ってくれましたよ^^!

    これが「期待に応える」そして「サバイバー」っぽいところなんですよー^^。

    何時も嬉しい御言葉をありがとうございます^∀^

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