羽化の兆候Step1(蛹が色づくまで)

hanex

投稿日:2016年05月25日01時45分54秒

【アオスジアゲハの羽化:その1】 家の樹木で羽化したアオスジアゲハに続いて、  室内で越冬させていたアオスジアゲハの蛹にも、羽化の兆候が現れました!  ・・・蝶の羽化の兆候は、蝶の翅色と模様が、蛹の表皮を通して見えてくることで、 アオスジアゲハの場合は、黒いボディに青緑の筋が見えてくるのです。 今回は、全身緑だった蛹が、どのようにそこまで変わってゆくのか、 詳細に追ってみることにしました。蛹の質感にも御注目ください。・・・ (なお、蛹の前面にある灰色のビニールのようなものは、 この個体本人が、蛹になる時に張り巡らせた糸の網です。 羽化失敗の起こりやすい、飼育ケースの壁で蛹になってしまったのを、 糸ごと剥がしてダンボールに移動して、ガムテープで止めています。)     羽化9日前:昨年の9月に蛹になってから、ずっとこの綺麗な緑の姿でした。 触ると冷たくて固いゴワゴワの感触です。   羽化4.5日前:蛹の上端が少し変色してきました。蝶の目が作られてきた・・・のか?  羽化1.5日前:綺麗な緑ではなくなって、 「どこかおかしい。死んでしまったのか」と心配になりました。 これこそが、羽化の兆候が現れる前触れなのでした。  羽化13時間前:色づくのは上の方・腹側の方からで、 その最初の段階で既に「青筋」ができていることが分ります。  5/13のことでした。金曜日の夜でしたので、徹夜で観察することにしました。 (・・本当は、徹夜する気はなかったのに、興奮して眠れなかったのです^^;)   羽化8時間前:色の変化が全身に及んできました。 右端の「角」の部分の質感にも御注目ください。 一見羽化に関係がなさそうな「角」の部分が、 だんだん薄くなってきています。 こんな部分まで含めた、蛹の外殻全体が、蝶の体に変化しているのですね。  羽化3時間前:遂に全身真っ黒です。 それだけではありません。 蛹の体型が崩れてお尻が垂れ下がってきました。 重そうです。 中身が重くなったはずはないので、 これは、蛹の皮膚が薄くなって、 中身を支えきれなくなってきていることを意味します。 右端の「角」の部分も、薄くなって透けかかっていますよね。   もう、この状態では長くは耐えられないでしょう。待ったなし!です。     ・・・ここから、羽化の兆候は第2段階に進みます。 次回は、その第2段階の進行を見ていただく予定です。 ・・・今回のシリーズは、ここから後数時間の出来事を、 12枚から20枚程度にまとめて、お見せしたいと思っています。 撮影は5/14に終わったのに、 作業の遅い私のことで、 この一枚を準備するだけで10日以上かかってしまいましたーー; 遅々とした進行になるかと思いますが、 なにとぞお付き合いのほどをm(__)m

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アオスジアゲハ 蝶 蛹 羽化 飼育 ダンボール アオスジアゲハの羽化
Exif情報
メーカー : CASIO COMPUTER CO.,LTD.
モデル : EX-ZR500
撮影日 : 2016/05/05 14:53:53
焦点距離 : 6mm
ISO感度 : 400
絞り値 : f/3.9
光源 : 不明
露出時間 : 1/50 秒
露出プログラム : ノーマル
ホワイト・バランス : 自動
測光方式 : 分割測光
フラッシュ : ストロボ発光せず、強制非発光モード
撮影シーン・タイプ : 標準
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