実際のスポーツをしている人物を撮るのはとても難しいものです。撮り手の都合など一切考慮せずに進んでは変わっていく場の流れや雰囲気。撮り手にとって厳しい状況でアスリートの最高の表情と構図を狙わなければなりません。
「 悔い無きプレイ!@Last GAME 」と題された本作品は、被写体の表情はもちろん、被写体の躍動感を出せている斜め構図も素晴らしいものがあります。中学三年、引退をかけた最後の試合。
タイトルの付け方も良いし、ステートメントも作品のバックボーンを短い文章でしっかりと伝えています。もちろんタイトルやステートメントが無かったとしても画だけで十分に撮り手と被写体の両方の「 情熱 」が伝わってくる作品です。
本作品以外にもスポーツやお祭りなどで活躍する人物を描いた作品は多数ありましたが、情熱というテーマでは本作品が群を抜いていました。
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