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StudioGraphicsギャラリー フォトコンテスト 第7回自由テーマ

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■ 総評 ■
今回で7回目となる SG ギャラリーでのフォトコンテスト。ひさしぶりの自由テーマでしたが、応募いただいた作品はいずれもが被写体に対する愛情が感じ取れる力作揃いで、みなさんの上達ぶりに驚くとともに、運営側としても大変嬉しく感じました。以前の応募作品で感じていた色調補正をやりすぎた作品や、何を伝えたいのかがわからない作品がほとんどなかった点も、今回のコンテストでの大きな変化のひとつでした。ただ、残念ながらほとんどの作品で構図の追い込みがひとつ甘いと感じました。( 今回の受賞作品4点も例外ではありません )無駄な空間が多いために主題がいまひとつ浮き上がってこないとか、逆に空間に余裕がないためにひどく窮屈に感じてしまう作品が多々見受けられました。その他、「 線 」と「 面 」を意識した構図にすれば、もっと素晴らしくなるのにと思える作品もありました。写真は、たとえ撮影機材がスマートフォンで、さらに撮影技術が未熟だとしても、上手に構図をつくることさえできれば、誰もを魅了する作品になります。今後は、その構図に留意して撮影していただければと思います。
 
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グランプリ グランプリ 1 名 賞金 10 万円  
グランプリ
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  グランプリ写真  
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  作品名:霧雨の中で
撮影者:BrooksPro 様

● 作者コメント ●
猿の親子、
とてもほほえましい瞬間でした。
 
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■ 講評 ■
動物の親子を被写体に選んだ作品はたくさんありましたが、その中でもダントツに「 親子の愛情 」を感じる作品です。その理由は被写体の視線にあると言えるでしょう。人物やほ乳類を被写体に選んだときは、「 被写体の視線 」を意識することが大切です。本作品をグランプリに据えた理由は、技術的に奇を衒うことなく、ストレートに被写体を捉えており、なおかつ観る人を惹きつけてやまない被写体の空間が描けているからです。撮影技術の点では、他にいくらでも素晴らしい作品がありましたが、演出のできない動物が被写体の本作品をあえて今回は選ばせていただきました。ただ、総評でも書きましたが、右側の空白が広すぎるのが残念です。500mm のレンズのテレ端で撮られていますが、一回りトリミングして、親子猿の表情に寄れるとさらに良い作品になると思います。
 
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グランプリ ニッシン賞 1名 ニッシンストロボ1台  
協賛企業賞
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  協賛企業賞  
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  作品名:夜空にトス
撮影者:でこぽん 様

● 作者コメント ●
我が家の庭に咲いていた彼岸花に
カマキリがやってきました。 仲秋の名月
 
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■ 講評 ■
今回から始まった「 光景写真 」部門での最優秀作品です。投稿者ご自身は光景写真でエントリーされていない作品でしたが、ストロボを使った作品ということで、あえて「 光景写真 」として選抜しました。昆虫写真や花マクロ、そして光景写真として応募された素晴らしい作品はたくさんありましたが、被写体の昆虫に感情とストーリー性を感じた作品はこれ一点だけでした。応募いただいた作品群の中でも、撮影技術の点でみれば、他の作品の方が数段も上手ではありましたが、撮影者の気持ちが伝わることの方が大切だと考え、この作品を選びました。この次は、ストロボをカメラから遠ざけ、違う角度から照射して撮ってみてください。
 
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グランプリ ケンコー・トキナー賞 1名 トキナーレンズ1台  
協賛企業賞
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  協賛企業賞  
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  作品名:ぺるそな
撮影者:Oh 様

● 作者コメント ●
去年の野毛大道芸で、許可を頂いて撮影させてもらった写真です。 かなりの枚数を撮りましたが、 彼女の内面が感じられ、熱演を物語る汗が印象的なこの写真を選びました。
 
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■ 講評 ■
すべての写真ジャンルの中で、もっとも簡単に観る人の目を引きこそすれど、魅力的な作品に仕上げるのがもっとも難しい写真が、人物写真ではないでしょうか。人物写真が観る人の目を引く大きな理由のひとつが、目、口などの顔のパーツにあります。観る人の目は無意識に顔に引きつけられるからです。その顔を仮面で隠した本作品を観る人は、まず仮面の表情に引きつけられた瞬間に違和感を覚え、視線は無意識に本物の顔を探すために仮面と人物の肌の間を往復することでしょう。そして当初の違和感による不安定な気持ちを解消するために、仮面の下に隠れた人物の表情を想像するようになるはずです。この作品の魅力はそんなところに隠れているのではないでしょうか。
 
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グランプリ ベルボン賞 1名 ベルボン製一脚1台  
協賛企業賞
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  協賛企業賞  
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  作品名:水鏡
撮影者:ビレッジ 様

● 作者コメント ●
地元の公園池でカワセミが魚を狙いやすいように毎日池の落葉を掬っています。 この日は落葉掬いの甲斐も有って見事に映り込んでくれました。
 
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■ 講評 ■
野鳥の撮影は、被写体の動きの一瞬を確実に捕らえなければなりません。特にカワセミは、人間を非常に警戒する野鳥なので、近づくこともままならないため、かなり長いレンズを使うことが求められます。本作品も 600mm +1.4 倍テレコンバーターで、840mm という焦点距離で撮られています。これだけ長いレンズで動く被写体を撮ったことがある人であれば、本作品の難しさがわかると思います。ほんの一瞬で終わってしまうカワセミの水面からの脱出の瞬間、しかも翼を美しく広げた瞬間、さらに水面への映り込みを意識したフレーミング。見事というしかありません。
 
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■ご注意
当コンテストの審査結果につきましてのお問い合せなどは、StudioGraphics ギャラリー事務局や、株式会社スタジオグラフィックスではお受けできません。予めご了承くださいますよう、よろしくお願いいたします。
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